今日もまた雨、
昨日も水泳の仕事で日本人学校へ着いたあたりから大雨になり、
水泳中は水の中にいても体にひびくほどの雷が鳴り響いていた。
雷もまたいろいろ思い出す要因となっている。
香港に着いたばかりのころ、今と同じような天気で、めちゃくちゃ暑いかと思えば急にどしゃぶりになり、前も見えないぐらいの雨が降り、そしてバリバリとすごい音をたてて雷が鳴り響く。住んでいたのは26階、そんな高層階に住んだことのなかった私たち家族は、頭のすぐ側で鳴り響く雷の音におびえていたっけ。
稲妻も日本では見たことないようなダイナミックなものをしょっちゅう見ていたな。
低層階に暮らすようになってからは雷の音もそれほどすごくはなかったし、稲妻もそんなにしょっちゅう見なくなった。でも今回１８階という中途半端な階だけど、まわりに高層ビルがあまりないせいか、雷の音はまたまた頭上で響いている感じだ。
そういえば、今の季節、黒雲が出て学校が休みになったりよくしたものだけど、ここ最近は回数が減ったな。天文台がコントロールしているのかな？
娘がＧｒａｄｅ１になって学校へ通い始めた頃も黒雲が出てしょっちゅう学校がお休みになっていたっけ。お休みにならない場合はとても悲惨で、うちの家から学校まで歩いていくと10分ぐらいかかるうえ、雨にぬれるところがいっぱいある。だから、住んでいたアパートから歩いて数分のところにある別のアパートの入り口までおりていって、そこからミニバスに乗って太古城に行ったりもした。だって、雨の日はバスがいっぱいで途中から乗ることが不可能だったから。雨になるとどこからともなく巨大カタツムリがわいてくるのもこの季節の風物詩みたいになっていたな。
日本から持ってきた長靴をはかせて学校へ行ったらめずらしがられたりもした。
こんなに雨が降るのに長靴が小さい子供に普及していないのはなんで？
そしてそんな季節はできるだけ家にいて大人しく本を読んだり、音楽を聴いたりしながら時間をつぶしていたな。今みたいにインターネットも無かったし、テレビもおもしろくなかったものね。
懐かしく思い出す過ぎ去った時間、あれから11年もたったなんて誰も信じられないだろう。

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