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カテゴリ:香港生活
お風呂に入る前、ネットで新聞を読んでいると「癌」についての記事が目にとまった。
母の癌も父の癌ももう終わったはずだけど、どうしてもここ数年の癖で「癌」という文字を見るとクリックしてしまう。 記事はたいした記事ではなかったけど、CTスキャンの機械の写真入りだった。 最後に車椅子を押して母をCTの検査室まで連れて行ったことを急に思い出し、 あれが車椅子に座りながら病室の外へ出た最後だったことが悲しくて悲しくて、急に母のことをいっぱい考えた。 「お母さんに会いたい」って勝手にタイプしていてGoogleで検索していました。 ほとんど無意識… するといっぱいヒットして、こんな本があることを初めて知りました。 私と同じように納得いかない理由で母を亡くしてしまった人が、会えないとわかっているけど会いたいと思ってしまう心境を2ちゃんねるに書き込んで、それが本になったものだと思う。 いくつか紹介されていたので読んでいるとどばっと涙があふれて格好悪いので、お風呂に入って声をあげて泣いてしまった。 お母さんに会いたい会いたいと思っている人はいっぱいいるんだ。私だけじゃないんだって思った。 私だったらなんて書き込みするかな? 「お母さん、最後の手術前に先生とお話するために一人病室においていって、不安な気持ちにさせてしまったことごめんなさい。それから最後の夜に間に合わなくてごめんなさい。この二つをずっと後悔して生きています。 でも元気です。幸せにしています。だから心配しないでください。今までお母さんと私をつないでいた電話、「ハイ ○○です。」元気な声がもう聞けないのが一番さみしいです。 ちょっとでいいからお母さんに会いたい。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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