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テーマ:最近観た映画。(39905)
カテゴリ:映画
久しぶりに好きだなと思える映画に出会った。
話題になっていたけれど見逃してしまったけれど、Wowowを見ていて出会えてよかった。 アメリカの大恐慌の時代に人々を興奮させたホースレース この映画は、シービスケットという馬だけではなく、その馬を発掘、育てた人たちの人生ドラマだと思った。 元自転車修理工チャールズハワード(ジェフ・ブリッジズ)はひょんなことから車の修理をすることとなり、その後自動車業界で有名な存在となる。しかしその自動車のせいで最愛の一人息子をなくしてしまう。 その後立ち直ったハワードは血筋は良いものの、背丈が普通の馬より小さいため安値で売り出されていたシービスケットを調教師トム(クリス・クーパー)のアドバイスにしたがって買う。 その生い立ちのせいでかなりの荒くれ馬だったシービスケットに乗るジョッキーを探していたところ、荒くれ馬そっくりの性格を持ったレッド(トビー・マグワイアー)を偶然見つける。 レッドはお金持ちの息子として生まれきちんと教育も受けていたのだが、大恐慌のせいで父親は財産を失い、結局彼は悪く言えば親に捨てられてしまうことになってしまった。しかし教育は身を助けるという意味で父はたくさんの本を彼に渡した。 レッドはトムの見立て通りあっという間にシービスケットを乗りこなすことが出来て競馬界でも良い成績をあげることができ西部で一番人気の馬になっていく… その後いろいろあってシービスケットは全米1の馬となる。しかしシービスケットにもレッドにも不幸はおとずれる。 この映画はそこからがスタートかな? レッドのシービスケットに対する愛、それをじっと見守るハワードや彼の奥さん、そしてトム 彼らの包み込むような愛が考えられないような結末へと導いてくれる。 アメリカ映画らしい展開(でも本当の話らしい)なんだけど心から受け入れられるのは、このまわりの人間たちの暖かさのせいだと思う。 決してやりすぎではなく静かに見守るっていう暖かさ。 セリフ一つ一つがいいんだよね。 この暖かい人間を演じたジェフ・ブリッジズ、クリス・クーパーが非常に良かった。適役だったと思うし、本当に上手だ。 ハワードの奥さん役を演じた女性もなかなかに良かった。 そしてレッドを演じたトビーもはまりやくだった。 まあそういうすべての要素がこの映画をとても盛り上げていたと感じた。 原作を読んで見たいなと感じる映画でもあったので、さっそくアマゾンで注文しようかと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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