|
テーマ:今日の出来事(291648)
カテゴリ:興味深い話
毎晩11時からNHKでアウシュビッツ収容所のドキュメンタリー番組が放送されていて、一応出来る限り見るようにした。
アウシュビッツのことを知ったのは小学生のころだったと思う。 本のタイトルははっきり覚えていないのだが、確かゲットーで子ども時代をおくった人が書いた子供向けの本だったと記憶している。 かなり制限された日々のことを子どもの視点で書かれており、戦争の話がまだまだリアルに伝えられていた30年前、この本を読んでかなりの恐怖心を持ったことを覚えている。 アウシュビッツホロコーストに興味を持った私に、「いつか大きくなったら「夜と霧」という本を読むといいよ」と母がアドバイスしてくれたのだけど、今まで図書館、本屋でこの本に偶然出会ったことは一度もない。 でもこのホロコーストが行なわれた理由が私にはなかなか理解することができない。ヨーロッパからユダヤ人を排除しようとした真の理由って何なのか、それがどうもはっきりしない。 ヨーロッパの近代史をつい最近学んだ娘に聞いてみると、「ユダヤ人がヨーロッパに暮らすことがだんだん定着してきて、多くのユダヤ人が裕福な暮らしができるようになってきて、それが鼻に付いたヒトラーがユダヤ人を排除しようとした。」というのだ。 「えっ?もっと古い歴史、つまりエクソダスのころの話につながる宗教的な理由があるんやろ?」と聞くと、「無い無い、単にナチがユダヤ人を嫌いだっただけや。」 まあそんなに単純なものではないのだろうけど、一般的な「反ユダヤ主義」だけではあれだけすごい数のユダヤ人が短期間に殺されることにはならなかったんだろう。 ナチスドイツがヨーロッパ各地の侵攻にもっと手間と時間がかかっておれば、あれだけの人数が犠牲になることはなかったと考えると、歴史って残酷だなと思う。 こうして毎日アウシュビッツのことを見ているときに、 タイミングよくWowowで"Sound of music"をやっていた。 何度見ても英語が美しく、歌も楽しく、見てしまいそうになるんだけど、 その日は別に用もあったので少ししか見られなかった。 でもなぜか涙があふれてきてしまった。 子どもの頃はよくわからず見ていたこの映画、本当はものすごく深い意味があったんだと知ったのは大人になってからだ。 ユダヤ人ではないけれど、反ナチスの立場をとるトラップ大佐はナチスに追われる運命 それがこの映画のクライマックスでもあるんだけど… ちょっと最後まで見たかったな。 どっかにビデオ無かったっけ? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[興味深い話] カテゴリの最新記事
|