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カテゴリ:読書
図書館で借りた本
そしていろんな人のブックレビューで江國さんの名前を見かけて一度は読んで見たいと思っていた。 たまたま作品集ということで読みやすいだろうと思いこの本を選んだ。 思ったとおり、さくさくと読めるタイプのおもしろいお話が多かった。 彼女の処女小説という「409ラドクリフ」が一番好きだ。 昔からアメリカが舞台で、登場する人が学生という小説が好きだったな。 中学のころからそうだったかも。 好きな相手に対して何の曇りもない気持ちで好きだと言えればいいし、 それを受け入れてもらえればなおいい。 でもそれぞれの愛の形があるからおもしろいんだよね。 年下の男の子が出てくるお話もおもしろかった。 私にはあまりぴんと来ないけど、40もすぎれば年下も年上も恋愛相手として問題ないような気がする。いつもまわりにいる男友達のことを考えるとそう感じる。 とても印象的だったのは、この人のお父さん(同じく作家)が、 彼女が生まれてからのことをきちんと書き残しておられたんだけど、 この人私と同い年だ。だから日記に書いてある様子がとてもよくわかっておもしろかった。 きっとお父さんがおうちで仕事をしておられて、必要以上にお子さんに話かけておられたんだろうなと思う。 言葉がけって子どもにとても大切だと思っていたけれど、お父さんの日記を読んで強くそう思った。 でもずいぶん前に亡くなられたみたい。さみしいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.09.03 20:14:00
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