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テーマ:最近観た映画。(39901)
カテゴリ:映画
昨日はすごいのんびりできた日曜日だった。
だって洗濯もせず、掃除もせず、昼ご飯さえも作らない、本当にのんびりと自分の好きなように時間を過ごすことが出来たから… さて、父が送ってくれたDVDの中に「いま、会いにゆきます」が入っていたので娘と一緒に見ることにした。 この映画、「世界の中心で愛を叫ぶ」と同等に扱われており、かなり涙を誘う映画らしい。ネットの友人もすごく泣いたらしいので相当悲しいのかな? しかし、自然いっぱいの長野の町が舞台のこの映画、流れがとてもゆっくりで、最初から「死」というものがそこにあって、生→死というのではなかったため、それほど泣くことなく最後まで見ることができた。 映画の内容なんて日本人ならほとんど知っているだろうし割愛するけれど、これは誰かの死を悲しむものではなく、主人公である家族3人が運命で出会ったということを示唆する内容だと思う。 ゆうじくんは、この二人の間に生まれるべくして生まれてきた。生きる力の弱い父親のために彼は存在しているのかも。 みおさんは、ゆうじくんに命を与える為に秋穂くんと出会うべくして出会ったし、命をはってまでその運命に乗っかった。 こうやって考えると秋穂くんの存在価値がよく見えないんだよね。 そこが少し引っかかったけれど素直に見たほうが楽しめると思う。 夫婦って、この広い世界でパートナーとして出会い、愛し合い新しい命を生む。 何気ない何千年と繰り返し行われてきた当たり前の行為だけれど、 見えない赤い糸を手繰り寄せながら出会うんだろうってことを、再認識できるそんな映画だ。 私だって、だんなとの出会いもたぶん運命だろうし、そこに生まれてきた娘との出会いもそうなんだろうな。そう考えると家族を大切にしたいなと思う。 話は映画に戻るけれど、秋穂くんを演じた中村獅童って、「新撰組」でも捨助という頼りない男の役を演じており、パニック症候群のような病気を持つ秋穂君もこれまた頼りない役柄だ。 だから中村獅童に男っぽさなどプラスのイメージをなかなか感じ取ることができない。でもこの映画で獅童と澪を演じる竹内結子は結ばれ結婚したんだよね。 本当はすごく素敵な人なのかな?二人が本当に愛し合っていると思ってみると、後半の愛を育んでいくシーンはとても素敵 最後の「秋穂君 寒いね」と澪がつぶやくシーンでは涙があふれてしまった。 実は泣いたのはここだけね。 でも娘はもっと前から泣いていた。 自分の日記を読んですべてを知ってしまった澪、その後息子に目玉焼きの焼き方を教えるシーンでも娘は泣いていた。 とても感動したらしい。 私はその最後のシーンと、もう1つ秋穂くんに腕枕をしてもらう澪が、その場所がベストポジションだと感じ取るところ、あれは本当によくわかるわ。 腕枕はもちろん、一緒に眠るってことは精神の安定だと私は感じるので、子供と一緒に寝る方がいいとか、だんなと別室で寝ていると言う人の気持ちがぜんぜん理解できないのだ。寂しくないのかな? この映画はすごく良い映画だとは思わなかったけれど、結婚、夫婦に対して私が日ごろ漠然と感じている感覚と一致した点で好きな映画に入るかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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