|
テーマ:最近観た映画。(39896)
カテゴリ:映画
前から見たいなと思っていた「ギター弾きの恋」 Wowowでやってたので録画してもらった。 かなり笑えるけれどせつない。 ウディー・アレン監督で、エメット・レイというギタリストについてドキュメンタリータッチで話はすすんでいく。 彼の噂を聞いたことのある人たちが出てきて、「本当のことは知らないけれどこう聞いたよ。」と言いながら話はすすむ。うっかりしていると実在の人物のような気がしてくるけれど、その内容が、とんでもない話に展開していくので、「そんなアホな~」となってくる。そのへんは"Forrest Gump"に似たような雰囲気だ。 エメットはショーン・ペン ギターをすごく練習していかにも弾いているように見えるけれど音は吹き替えらしい。でもとても素敵なジプシージャズをたっぷり楽しめる映画だ。 エメットは自分のことを「世界で2番目にすごいギタリスト」と呼ぶ。 一番はもちろんジプシージャズのギタリスト ジャンゴ(実在の人物) 映画の中では、本物のジャンゴを目の前にして2度も失神したことがあるらしいと語られている。 エメットは有能なギタリストでありながらポン引きもしている。 酒好き、女好き でも一人の女に決してはまらないと豪語する。 女を連れてドブねずみを撃ちに行ったり、電車が走るのを見るのが好きという変わり者。 そんなエメットが耳は聞こえるけれど言葉が話せない女性Huttyと知り合う。 Huttyを演じる女優はサマンサ・モートンというあまり有名ではない女優だ。 でも雰囲気はすごく良くてHutty役にはぴったり。 どこかで見たことがあると思ったら、"In America"に出てたんだ。 Huttyはエメットのギターを聞いて深く感動しどんどんエメットにはまっていく、そしていつしか二人はお互いなくてはならない存在になっていく。 しかし!次のシーンでは派手できれいな女性(ユマ・サーマン)が登場して彼女といきなり結婚してしまう。 「Huttyという彼女がいたけれどめんどうなので捨ててしまった。」と言うのだ。 この結婚はまったく成り立たず、彼女の浮気であっという間に終ってしまう。 そして仕事でHuttyのいる町に立ち寄ったエメットは再び彼女に会いに行く。 Huttyは前と同じ洗濯の仕事をしており、いつものようにベンチに腰掛けてお昼ご飯を食べている。 そんなHuttyに昔のように一緒に旅をしようと声をかける。 しかし、Huttyはメモに走り書きをして、結婚したこと、子供がいることを告げる。 当たり前のように手に入れられるものが手に入らないとわかって、 あやまちをおかしてしまったと嘆くエメット それが結構せつないな。 まあコメディーなのかなんなのかわからないタイプの映画だけれど、 音楽だけはとても気持ち良い。 同じような結末のフェリーニの道を思い出してしまったわ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.30 15:00:45
コメント(0) | コメントを書く |