漂流の果て
麻生首相の失言とか討論になっていない党首討論を揶揄する気はない。そんな記事はネット上になんぼでもある。階上階を重ねても無意味だと私は思う。ただ日本の政治がどう漂流してゆくのかを予想する事は、来年の個人的投資戦略を考えるためにも必要かな・・とも私は思う。で、一つのシナリオを考えてみた。その前提条件は下記の通りである。仮定A)麻生内閣は来年度予算を成立させてから解散する。それまで麻生内閣が倒れないと想定する。仮定B)民主党も小沢代表の下、選挙に勝つために組織が戦闘態勢を維持できると想定する。仮定C)アメリカはオバマ大統領の下ロシア・中国と関係改善を図り、経済危機に直面している各々の国も今は関係改善が得策だと判断する、と良い展開を想定する。上記3つの仮定が実現するかどうかはわからない。ただ現時点では上記の仮定が崩れた場合が読めないので、とりあえず3条件を固定して2009年日本の政治・経済動向を予想してみる。予想1)来年度予算案は少数与党の参議院で修正要求やらが出て成立するのは4月にずれ込み、解散は4月下旬になるだろう。予想2)多くの企業は来年3月末が決算日である。6月中旬~下旬に株主総会をする。決算の概略は5月中旬~下旬に明らかになり、それが遅れている会社には悪い噂が流れる。多くの企業破綻が露わになるのがちょうど選挙戦の最終盤と重なってしまう。選挙戦の最終盤に経済危機が表面化して、与党が惨敗するこれってこないだのアメリカ大統領選挙と同じパターンじゃないの?自民党は最悪のシナリオに自から突入してしまう、というのが私の予想なのだ。だけど勝った後の民主党は大変で・・という話は、オバマさんの動きを見ながら考えましょう。