カワイイ感覚の東西格差
東京圏と関西圏の文化的ズレを指摘したい。それは関西人は作為的なカワイイを嫌うという事である。関西では独擅場!JIN9週連続20%超え> 同時間帯は関東地区では芦田愛菜主演の「マルモのおきて」(関西系)が高視聴率を出すが、関西では大差がつく。のはなぜかに注目した。> 同局広報は「今回のJINは京都などが舞台となることが多いからでは?」と分析した。などという分析は全くハズレである。なぜ関西では「マルモのおきて」が受けないのかを考えるべきだ。大阪の日本橋と東京の秋葉原を比べると、巨大な電機屋街であったのが郊外店やネット通販におされて変わっていった点では同じであるが、秋葉原にはメイドカフェなんちゅうものがたくさんできたりアニメ・コスプレ文化の発信地になったのに対し、日本橋ではそんなものはほとんど見かけない。同じ事は名古屋の大須でも言える。「ご主人様・・・」といった作為的なカワイイを関西人は嫌うのだ。子役の演技が巧いとは言うても、それは訓練によって技術を習得しただけの事だ。演技は役者自身の内在的な人格が憑依してホンモノになる。それがなければ技術が高ければ高いほど作為的にしか見えない。それを関西人は白々しいと言って廃するのだ。