梅田をブラブラしました
私は外食産業に従事しておりまして週末や祝日に働いて月火曜日に休んでおります。また夜働いて朝は寝ているという毎日です。休みはバイクでおでかけするのが常なのですが今朝雨がぱらぱら降っておりまして電車で大阪市内に出ました。大阪駅周辺を歩いてきました。私は人ごみが嫌いで大阪市内に出るのは富士通杯の解説会以来です。京阪中之島線渡辺橋駅で下車、朝日新聞本社前から桜橋へ歩きます。巨大書店堂島ボナンザの前を通り大阪駅前第一ビル12階の中華レストラン神仙閣でランチバイキング(\1,050)を楽しみました。神仙閣 大阪店(ぐるなび)10月8日まで(日祝日を除く)ランチバイキングをしています。これはかなりコスパ良いです。私は酢豚・青椒肉絲・春巻き・五目焼きそば・2種類のスープ・デザートなどを堪能しました。12階のフロアからの景色もよいです。なぜこんな赤字のバイキングをしているのかを推察するに梅田周辺に新しいデパートがオープンしレストランが過剰になって既存店が集客に苦しんでいるからでしょう。腹いっぱいになって駅前第一ビルを出て大阪駅に向かって歩きますと中国人ビジネスマンやファッションモデルみたいな女性と並んで歩いていました。そこはホテルヒルトンの前でした。ホテルの喫茶店は満員です。あの皆さんの飲んでいるジュースやコーヒー一杯の値段はおそらくさっき私が食べた中華バイキングより高いのでしょう。貧富の二極化が進んでいるというだけの話ではなくて、物を買うために金を使っているのではなくアメニティー・ホスピタリティーに対して金を払っている。消費文化が成熟してきたという印象があります。単に物を買うとか情報を入手するなら郊外の安売店やネット通販で事が足ります。梅田でしか出来ない消費、提供できないサービスに特化しないと値段の叩き合いになってしまいます。梅田でも老朽化したビルの中華料理店は郊外の中華料理店と同じ土俵で戦うことになってしまうようです。ヨドバシカメラに行き3階のテレビ売り場に行きました。テレビ売り場面積はBOZEのオーディオやソニーのヘッドフォンと同じ位でしかなかったのです。5階のゲームのフロアには任天堂のDSとかソニーのPSPは展示されていませんでした。鉄道模型やフィギアや楽器が展示されていました。テレビやゲーム機や最新ゲームソフトはネット通販やコンビニやツタヤで買えます。消費者はもとより商品を知っていて純粋に値段でしか購買を意思決定しないのです。そういった商品群からは既に戦略的に撤退しているのです。さすがはヨドバシカメラ!、家電量販チェーン最高の利益率を叩きだすだけのことはあります。つまり実店舗はネット世界と競合するのではなく補完しあう形でしか生き残れない事を示唆していると見ました。