歴史認識の問題ではない
わがブログでは最近政治的なネタを書いてませんでした。どうも気にいらない記事やニュースが多いので書かずにはおれません。参照 安倍政権への不満爆発=歴史認識の溝、対立長期化も―韓国(時事通信)参照 韓国外交部、日本大使を呼んで厳重抗議=安倍首相の発言関連(中央日報日本語版)表面的には日本政府・安倍内閣の閣僚や国会議員が靖国神社の例大祭に参拝等したことや歴史認識の問題である・・と言うてはいるが・・そんなもん真に受けるバカはいません。参照 安倍首相「脅かしに屈しない」=閣僚の靖国参拝-参院予算委(時事通信)安倍首相の毅然たる態度は当然であり、私は断固支持します。この問題を理解するには韓国世論から話を始める必要があります。昨年末の韓国大統領選挙は保守派の朴槿恵氏が当選しました。 朴槿恵 セヌリ党 15,770,910 51.55% 文在寅 民主統合党 14,689,975 48.02%この選挙では20代の投票者の7割が負けた文候補に投票したそうです。30代でも6割以上、逆に50代以上に限っては7割以上が朴候補に投票したと言います。韓国は未だに徴兵制があり、成年男子には原則として兵役の義務があります。兵役を終えた人も予備役の兵士であって戦争になれば駆り出されるのです。北朝鮮に融和的で親中国の文候補を支持した韓国の若者が本当に親中国・親北朝鮮かと言えば、違うと私は見ています。戦争になる危険性を排除するために文候補に入れた人や負けるとわかっている文候補に投票することで朴氏が親米・新日本になるのを防ごうとした人が多いのだろう・・と私は想像しています。朴槿恵氏は安倍首相ともともと仲が良かったのです。岸信介氏と朴正煕氏の関係から考えていがみ合う間柄でないはずです。しかし朴槿恵氏には安倍首相を蛇蝎の如く嫌っているふりをせざるを得ない理由があるのです。韓国は民主主義国です。世論を反映せざるを得ません。いま韓国の経済状況は良くありません。アベノミクスによって最も被害を受けているのは韓国です。朴大統領は若者に人気がない。ゆえに親中国・反米・反日本の姿勢を取る事で「戦争はしません」と国民に訴えざるを得ない。しかし朴大統領自身が不用意な発言をしては李前大統領と同じ事になってしまうので周りの人間に日本に対して無礼な事を言わせている・・のです。日本やアメリカが北朝鮮に軍事行動を起こしたいと思っても最大の当事者である韓国がイヤですと言えば日本もアメリカも動けません。北朝鮮は韓国の世論が厭戦気分であればこそ、それを逆撫でする挑発行為をエスカレートさせる事ができます。韓国に厭戦気分が蔓延させる事で在韓米軍・在日米軍を無力化できます。これを実際には中国共産党がコントロールしていること明白です。韓国が竹島だの靖国だのを言うてるのを真に受けるバカはありません。「竹島は韓国領であると認めます」「尖閣諸島は中国に差し上げます」「靖国神社は廃社します」と言うても対中国や対韓国の問題が解決されたり、平和な関係が構築される事は絶対にありません。それらが問題の根本的な原因とは関係ないからです。