宝酒造杯大阪大会 第一局(1)
本日、表記の大会に参加しました。四段戦でまたしても4-1。4月の京都大会と同じ結果(3勝1敗1不戦勝)に終わりました。ほんまに腹立つわ。どう腹立つかは見てのお楽しみ?第一局は私の白番です。第1図(実戦20手まで)黒11の打ち込みはヘンに見えますが、私の白12~14が疑問手だったのです。黒15が悪手で白がよくなりました。第2図(参考図1)黒15でこう打たれていれば白が悪かったのです。第3図(参考図2)白12ではこう打つべきでした。第4図(実戦21~39手まで)白2は下ハネが正しい。中央に夢を広げる私好みの展開がいいかどうかは趣味の問題です。さて黒19と出てきたこの局面、白はどううつべきだったでしょうか?第5図(実戦40~58手まで)黒がいっぱいミスしてくれて白が大いに優勢になりました。第6図(参考図3)白1(実戦40)の局面で黒2~4のデギリが良い手だった。この後は非常に難しいが、実戦よりずっと黒が良かったことは確かだ。第7図(参考図4)第5図の実戦の経過には黒の見損じがあった。それはこの図の1~3と打てば白が取れていると錯覚していたようなのだ。実際には黒3子が取られている。故に黒は3子を助けたのだがそれが悪手だった。この図の進行の方が実戦より良い。なぜなら渡って逃げる手があるために黒は取られる心配がないからだ。つづく