カテゴリ:囲碁・検討
四段戦でエントリーしたが、ルールが変更されていました。前は四段免状を持っている人が四段戦に出場して優勝したら五段の免状が貰えるんじゃなかったっけ。今は優勝したら四段の免状がタダでもらえるというルールになっています。だったら私は五段戦に出ないといけない。前に出たのはいつだったか。去年から会場が宝ヶ池の国際会館になっていて、ここで打つのは初めてです。
第1図(実戦の進行1 初手~25手) 私の白番です。特にコメントなし。 第2図(実戦の進行2 26手~50手) 黒12以下ごりごり切って出たけど今やる必要あるの?と思っていました。 第3図(参考図1) 私ならここへ打つぞ、と思っておりました。次13十五にカケたら巨大な模様になります。 第4図(実戦の進行3 51手~60手) 中盤戦に入りました。だんだん棋力の差が出てまいります。白としては手順で2が打てて形勢の好転を感じました。白6は苦慮して打った手です。実は悪手でした。しかし黒7がそれ以上の悪手でして白8と好形の連絡を許してしまいました。 第5図(参考図2) 黒は3~7と利かすべきでした。白4・6の石が働きに乏しいのがツライ形。こう打たれていれば白2は悪手になっていました。 第6図(実戦の進行4 60手~73手) 形勢は白に傾いていきました。勝負所を解説します。 第7図(参考図3) 上の実戦図白3で以下のように打って、さっさと活きてしまえば切って出た黒の攻めは空転したことになります。これで白に不満はないのですが、 第8図(参考図4) 白としては白1と黒2のキカシを打てればさらにオイシイ。ということで白1のコスミツケを打ちました。 第9図(実戦の進行 62手~64手) 黒2はハネを先手で打たれまいという意図でしたが、白3と打たれてみると白からサガって左右のワタリを見合いにする手が生じています。黒はいずれ守らないといけなくなります。白は右上隅を大きく確保するヨセをほとんど先手で打てたということです。 第10図(実戦の進行 74手~82手) 白3~5が大きな先手ヨセです。 第11図 (実戦の進行 83手~94手) 黒の要石を取って白の大石が活きてしまっては黒の作戦は大失敗に終わり、白の勝勢になりました。 ということでまずは一勝です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.12.22 18:54:05
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