イギリスの総選挙
今年は選挙が多いですね。去年もいっぱい選挙がありました。日本でも参議院選挙と東京都知事選挙がありましたが、なんといってもアメリカ大統領選挙が大波乱でした。昨日イギリスの総選挙が終わって、今フランスの総選挙が進行中です。イギリスは去年、国民投票でEU離脱を決めました。いよいよ離脱の具体的な交渉を始める前にいっぺん総選挙しましょうということになりました。離脱すると言うてもいろんな論点があり、国論が割れているのでした。選挙の結果、与党保守党が過半数割れちゃいました。最大の敗因は介護保険だったようです。(日経の記事を引用)保守党は政権公約に、在宅介護を受ける場合の自己負担額は、持ち家を含めた総資産を基準に判断すると明記した。資産評価額が10万ポンド(約1400万円)超の場合は、全額を自己負担しなければならない。しかし、住宅価格が高騰している英国では、総資産を10万ポンド以下にするためには、自宅を売却して資産を減らす必要がある。事実上、自宅を売却しなければ政府から介護費用の支援を受けられないため、国民から大きな批難を浴びた。事態を受けてメイ首相は発表から4日後、介護費用の自己負担に上限を設けるなどと発表し方針転換したものの、支持の落ち込みに歯止めをかけることはできなかった。テロが起きたことで警察の予算を削っていた政府への非難が高まったこともあって本来の選挙の争点が飛んでしまったと言わざるを得ません。何のために選挙したのかわかんないことになりカオスになっています。韓国もアメリカも酷いことになっておりまして乱世でございます。