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カテゴリ:ねこ
しまじろうこと、ゆんたろう。 かすかに鈴の音が聞こえた気がして、半ば諦めた気持ちで ゆんが居なくなってから何十回目かの確認のために 一階まで降りていきました。 いるわけない・・・ 薄暗い玄関に目を向けると、ゆんが大好きでいつも寝ていた玄関マットの上に 丸く黒い影。 ゆんのわけない・・・あれは誰かが置いた荷物なんだ・・・ゆんじゃない・・・ 近づくと、その丸いものは首を持ち上げてこちらを見ました。 あ~! ありがとう ゆんを返してくれてありがとう 帰って来てくれてありがとう・・・ ゆんをかかえて泣く私。目をつぶって、ただなでられているゆん。 ついさっきまで呪っていた神様に感謝をささげる・・・ 家人を起こさないように、ゆんの為に開けた缶詰を取り出し エイズ対策にと、わずかな望みをかけて買い置いている 「スーパーわんにゃん」を混ぜて食べさせる。 全身がオシッコ臭いことに気がついたものの こんな時間に洗うわけにもいかず、古い座布団の上で寝かせました。 いつもの時間に再び起きて、ゆんの事を伝えると ほっと胸をなでおろしていた家人。 朝から互いに脱力。 家人を見送った後は、ゆんのシャンプー。 今回は念入りに・・・ その後のゆんは、と言えば とにかく寝っぱなし。 具合が悪いのか、疲れているのかが判断出来ず こちらの緊張は解けない。 夜になったら、少し元気そうなようすで、少しだけほっ。 でも、今朝ゆんを見た時から 「これは夢なんじゃないか。明日目が覚めたら、居ないんじゃないか・・・」 そんな考えが頭から離れません。 それは一昨日ゆんが帰る夢を見て、目が覚めた時に落胆したせい。 ゆんの体調も気になるので、一週間くらいは様子見かな・・・。 そういえば、携帯アプリでトロを住まわせているのですが ゆんが居なくなった翌日に、トロまで旅に出てしまいました。 「お前まで居なくなるのか」 これにはがっくり来ましたが、トロは「7日(今日?)帰る」 と言って出て行きました。 「トロと一緒にゆんも帰ってくればいいのに・・・」 そんなことを考えていたら、本当に同じ日に帰ってきました。 ゆんの方がずっと早かったけど。 こんな偶然もあるのね・・・。 ゆんが帰ってきてから変わったこと。 外を歩く私の耳と、目線。 鈴の音を聞くためだけに使っていた耳が、鈴虫の声を心地よく感じている。 ゆんの姿だけを追っていた目が、綺麗な草花に向けられる。 世界は美しいんだな・・・。 おまけ。 ゆんの大好きな玄関マット。なぜか裏返し。 実は風呂場とトイレのマットも大好き。単なるマット好きな猫なのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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