|
|
|
2007年02月06日
テーマ：猫のいる生活(138250)
カテゴリ：ねこ
すると、昼ごろノアの検査結果の電話がかかってきた。 結果は「エイズ・コロナウィルス共に陽性」 コロナウィルスの数値は1600だとか。 数値がどんなもんか分からないけど、多いでしょう。 エイズは覚悟していた。 家の脇で生まれ、すぐそばで育ったゆんは 半年後に去勢手術の為に保護した時には、エイズキャリアだった。 この近所にはきっとエイズ猫がいる。 だから覚悟してた。 ゆんは元気。とっても元気。ノアがエイズでも大丈夫って思ってた。 なのに。コロナもなの？ 電話をもらった時は内職中だっから、冷静に過ごしてた。 夜、仕事を終えて買い物に行った時、 （ノアは）檻の中で死ねために生まれて来たんじゃないのに。 そう思ったら、少し泣けた。 家に帰って、テーブルの上にのんきに座っているペロを見たら ノアにはこんなこともさせてやれないんだと思って、 コタツに入ることも出来ないんだと思って、 すごく泣いた。 こんな小さな生き物に病気を与えるなんて、神は残酷だと思った。 外にいれば自由だけど、死ぬまでウィルスを撒き散らして 他の猫に感染させ続けてしまう。 環境の悪さで発症を早めて、命を落としてしまう。 だから、室内で隔離して飼うのは、倫理的に正しい。 正しいけど。 人も猫も倫理のために生まれて来たわけじゃない。 生きるわけじゃない。 ノアはどう思う？幸せを感じられる？ でも、もうノアに選択肢はないの。ごめんね。 せめて、寒い思いとひもじい思いはさせないよ。 昨年の暮れに突如現れ、その人懐っこさにつられて ついついおやつのつもりで家人が餌を与えたのが始まり。 そこらのあらゆる通行人にスリ寄りながら、餌をねだってた。 毎日、そのうち日に何度も、私らを呼び出して。 表でギャーギャー鳴くから「ぎゃおす」って呼んでた。  あげくに餌よりも膝に乗せろと、無理やり膝に乗ってきて ついには、私たちの心を動かした。 今、病院の檻の中で、ご飯をもりもり食べて 先生にゴロゴロ甘えているらしいノア。 檻の中でもいいの？人のぬくもりが嬉しいの？ 私たち精一杯頑張るから。一緒に暮らそう。  お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
|
