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テーマ:猫のいる生活(139005)
カテゴリ:ねこ
ずっとずっと、頑張って、頑張って、頑張って。 日曜日の昼過ぎに、ノアは天国へと旅立ちました。 金曜日は朝から目もうつろで、 もしかして家人が帰るまで、もたないかも・・・ と思ったくらい、ぐったりしていました。 撫でても、声をかけても、少しシッポが反応する程度。 ところが、夕方に帰宅した家人が名前を呼ぶと 頭を持ち上げ、声無き声で返事をするノア。 しばらくすると、よれよれと歩き 爪を研ごうとしたり。 本当に帰りを待ってたんだなぁ・・・。 その晩も、翌日の土曜日も 家人の腕枕で眠り続けるノア。 それを見て、良かったねって思ったら また泣けてしまった。 その晩、部屋でひとり死なせたくなくて 無理させるのを承知で居間に寝かせて夕食。 メニューは鉄板でお好み焼き。 すると、またしても立ち上がり テーブルのふちに痩せこけた手を乗せて 懸命に匂いを嗅いでいるノア。 その時はもう弱りきっていて ぬるま湯を口に垂らすだけでも 痛みで弱弱しくもがくような有様だったのに。 ・・・・。 翌日の日曜日の昼過ぎに 様子を見に家人の部屋に行くと 完全に衰弱しきったノアが ベットの中、家人の腕に抱かれていました。 もうすでに息も絶え絶えで、生気の無い目。 「朝からずっとこんな感じなんだ」 そんな会話をしていると様子が急変。 呼吸さえ困難になり、賢明に息をするノア。 呼吸の間隔はどんどんあいていき 止まっているのかと思えるほどに。 最後に、四肢をくーっと伸ばすのを何度か繰り返した後 ノアは天国へと旅立って行きました。 苦しかっただろう 痛かっただろう 空腹で辛かっただろう 決して幸福とはいえなかっただろうノア。 頭が良く、悪さなんてしたことが無かった。 可愛い顔だちをしていて、とても健気な子だった。 健康でさえいれば、どこの家に行ったとしても きっと可愛がられていただろう。 エイズは、それを全部台無しにしてしまった。 ゆんたろうはエイズキャリアで、今年で6歳。 でもとっても元気で、艶々の毛並みと輝く瞳で 家中を探検して歩いている。 ノアにもっと早く出会えていたなら。 今頃は丸々と太り、のんびりと昼寝してたかもしれないのに。 あんなに苦しい思いをしないですんだかもしれないのに。 今度生まれ変わってきたら 健康な身体でおいで。 沢山食べて、沢山走り回って、好きなだけ遊んで そんな猫生をおくれるように。 待ってるからね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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