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カテゴリ:Hokarry堀田
【手紙】の続き!
翌朝、Hokarryは白立冬と上野にいた。 「さあ、おまえさんの入学用品を買いにいくぞ」 「あのね・・僕お金がないんだ」 「そんな心配はいらん、父さん・母さんがおまえさんに残したお金が天狗の銀行にある!」 「天狗・・の・・銀行!?」 二人はアメヤ横丁のガード下の『鬼太郎』という薄汚れた居酒屋に入っていった。 居酒屋を通り抜け、壁に囲まれた小さな中庭に出た。 白立冬は煙管(キセル)で壁を3回叩いた。 すると壁に穴が空きみるみる大きくなって、その向こうに教科書で見た江戸時代のような町があった。 「ようこそ大根横丁へ」 二人は穴の中へ入っていった。 大きな天狗の像が正面に飾ってある『天狗銀行』でカラス天狗からお金を下ろしてもらった二人は 買い物にでかけた。 大根横丁には見たこともない店がならんでいた。 〔八犬士の珠入荷しました・・・・滝沢商店〕 〔チャンチャンコあります・・・水木洋品店〕 〔草薙の剣の解説書新発売・・・天照書店〕 「まずは、巻物を買わんとな。妖術使いはみんなもっとる!」 「巻物!?」 「うん。巻物を使って妖術を起こすんだ!」 『百地の店』に入ると 「いらっしゃい。」 ドスの効いた声がした。 「こんにちは!」 「おお、やっとお目にかかれましたな!Hokarryさん」 その後、色々な巻物を試していると・・ 突然、激しい光が巻物から出てきた。 「おお~、不思議なことがあるもんじゃ。この巻物には河童の皮が使われているんじゃが、 同じ河童の皮を使った巻物がもうひとつだけある。その持ち主は『例のあの・・・』」 「Hokarry!そろそろ列車の時間だ」 白立冬はHokarryに切符を渡した。 「僕、一人で行くの?」 「心配ない。全部切符に書いてある。」 【上野駅8と1/2番線】に続く! ※ 登場人物 Hokarry堀田 主人公。11歳。妖術学校の1年生。頬に渦巻き(うずまき)の傷! 弾古扉(だんふるどあ) 北倭都(ほくわつ)妖術学校の校長。 白立冬(はくりっとう) 森の番人。大男。 バカボンモード(例のあの・・) 最強の闇の妖術師 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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