Hokarry堀田と健ちゃんの石【手紙】
プロローグ の続き10年が過ぎ、Hokarryは田刷家の2階の押入れに住まわされていた。従兄弟の駄怒裏にいつもいじめられていた。ある日、Hokarry宛に手紙が届いた!東京都 喜田区 王子通り 3丁目 2階の押入れ内 Hokarry堀田様何やら分厚い、和紙の封筒に入っている。宛名は墨で書かれている。切手は貼っていない。その手紙を裏返すと、すかしで北と書かれその周りを桃・金・浦・龍の字が囲んでいる。その手紙を見たおじさんは驚き、その場で破いた。次の日も次の日も手紙は届いた。おじさんは破るのにも疲れ果て、Hokarry達を連れて山の別荘へ避難した。その夜、Hokarryは11歳の誕生日を迎えた。その時、ド~ンっという音とともに山小屋の戸が壊れ大男が現れた。「お~Hokarry!」「あなたは誰?」「俺は白立冬!北倭都妖術学校の門番だ!」「あの・・・」「手紙は読んだか?」「いいえ・・」田刷夫妻を睨みながら、懐から手紙を出してHokarryに渡した。拝啓 Hokarry堀田 殿 このたび、北倭都妖術学校の入学を許可されましたことを 心よりお喜び申し上げます。 敬具 北倭都妖術学校 校長 有蓮 弾古扉「Hokarry,おまえは妖術使いなんだよ!」「えっ、僕が?」「Hokarryは行かせんぞ!」叔父さんが止めようとすると白立冬がくわえていた煙管(キセル)をポンっと叩いた。すると、叔父さんは豚になってしまいました。「さあ、Hokarry,北倭都に行く準備をするぞ!」「叔父さんは?」「2~3日で元に戻るさ!」「準備って、どこへ行くの?」「大根横丁さ!」【大根横丁】に続く!※ 登場人物Hokarry堀田 主人公。11歳。妖術学校の1年生。頬に渦巻き(うずまき)の傷!弾古扉(だんふるどあ) 北倭都(ほくわつ)妖術学校の校長。蒔粉刈(まくこなかる) 北倭都妖術学校副校長。白立冬(はくりっとう) 森の番人。大男。宇井津 論(ういず ろん) Hokarryの親友紅蓮謝 葉麻代(ぐれんしゃ はまよ) 妖術学校の優等生須寧符(すねいふ) イタコの先生田刷(たすり)一家 Hokarryの伯母一家バカボンモード(例のあの・・) 最強の闇の妖術師