週末は田舎で野良仕事。

計画通りならば　21：40前後まで　停電のはずだったが
20：10　点灯、　解除となった。

就寝していたが　寝つけず　状態だったので　ちょうど　よし。

寝床で　考えていたのは　近世以前の我が国の　人々の暮らし　とか
日本よりも　はるかに北に存在する　ヨーロッパの人々の　人々の暮らし。

おらは　欧州の夏、冬　経験しているんだが　6月の昼の長さ　11月の　昼の短さ
の　余りの差異は　いまだに印象に　残る。

よくいわれる　緯度での比較でいうと　札幌と　ローマあたりが　ほぼ同緯度である。

欧州の冬は　日本より　限りなく暗くて　長い。
その代り　夏は　22：00頃まで　明るくて　西洋ボダイジュ（ティユール）の　花の香りが漂う　すんばらしい　季節だ。

だがしかし　こうした　厳しい自然環境の下で初めて　思弁的な哲学をはじめ
奥深い　芸術が　醸造されたのだろう。

翻って　この日本の関東に住んでいる　おらは　たかだか3時間の停電で　寒くて
寝られん。
さりとて　徒然草で　兼好法師は　遠い昔に　【住まいのありようは　夏を旨と　すべし】
と　云っていて　おらから云えば　よくこんなこと、いえるなー　とか　思うのだが
やはり　老化しつつあるのかと　問わず語りしつつ　また　眠くなったので　これから
就寝しよう。

しかし　今週は　寒さが続いている。

今年ほど　春を待ち望む気持ちが強い　年は　これまでに無い。