夢の中で
今朝も遅くまで寝ていた僕。布団の中で、僕が見ていたのは”夢”。板前修業でやってきたのか、バイトでもしてるのか..僕は、寿司屋さんで働いていた。まだまだ入店間もないのか、テーブル拭きや雑用で振り回されてる。そんな中での一コマに、お客さんがいなくなった頃を見計らって、オヤジさんがくれた、イカの切り身2切れ...「食べてみろ」と言う。最初の1切れを食べてみて、普通においしく納得し、「おいしいっす」という僕。オヤジさんは、なにも言わず「もう一切れも食べろ」と、促がす。一噛み、二噛みし、唖然とする僕。さっきとは、全く違う味...オヤジさんに聞けば、それぞれ特に何もしていないと言う。ただ、片方だけには特殊な切り方で包丁を入れただけだと..僕は、ただただ納得し「この寿司屋に来て、良かった」と、そう思ったのだった。この後、常連のお客さんが子連れでやってきた。聞けば、息子さんが就職内定を取ったらしい。オヤジさんは、店を閉め始めた。そして、就職内定の祝いだと、店中の新鮮な食材を使い、これでもか!!と言わんばかりに並べたてた。僕は、その粋な計らいに、ただただ感心するばかりで感動していた..オヤジさんの夢は、近い将来”旅館経営”を始める事だと云う。僕は、さぞかし温かい旅館ができるんだろうなぁと思いながら、夢から覚めた。夢から覚めた僕は、鮮明に覚えてるイカの切り身の味が忘れられないでいたのは云うまでもない。笑