|
カテゴリ:カテゴリ未分類
このブランドを知っている人は、おそらく昔からハワイアンに興味がある方でしょうな。 これは名前の通り「北海」、南のかりゆしウェアに対抗して「北海道道産子土産物協会」が2001年に立ち上げたブランドです。 なんて嘘です。 現在ではLALAKAIという名前に変更され、和柄のハワイアンを比較的安値で提供してくれているハワイのシャツメーカーの前身なんですね。 Hokukai時代のハワイアンも決して悪い訳ではないのですが、やはりブランド名の変更に伴ってプリント、縫製ともに現在の方が作りも格段によくなっている気がします。 ただ残念なことに「ララカイ」と名乗るようになってからは、和柄が中心のメーカーになってしまったようで、私のツボを突くプリントは皆無の状態。 まあ、これだけハワイアンのメーカーがあるから別に構わないんですがね。 それに一過性の流行であった「和柄」がどうのこうのという時代も終わったし、ここのメーカーがまた正統派トロピカルハワイアンを作りだす日も近いと私は読んでいます。 ではディテイルを・・・ この一枚はHokukai時代のトロピカルな良さを感じる物。 Made in california社が1950年代にリリースした柄の復刻。 モティーフはAnthrium、濃い目のライムをバックに、イエロー、グレー、ピンクのポップな配色がいい。 ただ、残念なことにオーバープリントですから、ディスチャージプリントに比べると絵柄に滲み感があり、クッキリとした輪郭が浮き出てきていない。 これで抜染なら最高なのに。 やはり抜染のハワイアンには比較できない魅力があります。本当にこれは重要なポイントです。 その他、細部を隈なく見渡してみると、前立て部分の丁寧な仕上げ、襟裏の補強具合、インシームの商品表示等、パラダイスファウンド社製の製品に酷似している。 もしかしたら縫製の工場が同じなのかも知れない。 初回手洗い時に豪快な染料落ちを見せるところも似ている。 余談ですが、私は購入したハワイアンは新、中古問わず必ずウォッシュをかけます。 毎回ドライクリーニングに出す人もいるかと思いますし、そのほうが購入した時のシェープを保つには効果的だとは思うのですが、手洗いして自分でプレスしていくうちに、デニムにも通ずるような愛着が湧くんですよね。 で、自分でウォッシュをかける事によって、色落ち具合とか微妙なヨレ、縮みも楽しくなってくる。 高価なヴィンテージハワイアンには当然お勧めできませんがね、現行品なんかは大切にはするが、ザブッと洗い、着る。洋服も天寿を全うすれば本望。 ボタンはバンブー、この素材感もP.found社製と同じ。 ボタンホールは横に取られている。 ロングポイントの袋襟。ポケット柄合わせ。 以前に紹介したP.found同様、かりゆしウェアとして金曜日に会社に着てゆけるような柄だと思います。 追記 アメリカ人のヴィンテージアロハコレクター、ジムさんのH.Pは一見の価値ありですぞ。 私のような半端な現行アロハじゃなくって、本物の価値あるシャツが目白押し。 その中でこれのオリジナル、というか、アンセリウムに突起物柄のアロハがあって、そのデザインについてジムさんが説明してるんだけれども、彼の彼女に言わせるとこのデザインは「男根崇拝」的だということです(笑) う~ん、確かに花弁から突き出る花芯は性的な物を想起させるけどね・・・ でも、そんなこと言ったら貝のアロハもハイビスカスのデザインも「女陰崇拝」になってしまうような気がするな。 いずれにせよ、花なんてそのものが性器みたいなもんだし。 よし、どうせなら思い切って「松茸にアワビ柄」のハワイアンを着てみるか。(下品ですいません・・・) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|