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古着屋さんやオークションの出品者は安直に、古着であればなんでもかんでも「ヴィンテージ」という言葉を多用する傾向にありますが、このシャツのように60年代後半くらいのものを「Vintage」と呼ばれるのには抵抗があります。 「古着」と「ヴィンテージ」の格差は年代だけで測りきれるものでは無いですし、それにも増して、商品の放つオーラというものを理解した上で言葉を選ぶことが大切だと思います。 で、このシャツ、決して「ヴィンテージ」な物ではないんですが、色、柄共になかなか魅力的な60sユーズド。 Ui maikaiというハワイのシャツメーカーの物で、この柄ではないですがもっとトロピカルな同メーカーのコットンアロハを古着屋さんで目にすることも多いです。 で、結構なお値段が付けられていたりもします。勿論「Vintage」のポップ付きで(笑) この一枚はブラウンベースに暖色系のクリームイエローとチェリーレッドで描かれた葉柄が、ポップでありながらも落ち着いた印象を残す上品な仕上がり。 初老の父親が、いつも会うたび私がハワイアンを羽織ってるのを見て欲しがっていたので「父の日」に向けて入手してみました。気に入ってくれると良いのですが。(なんていい息子だろうか) 皆さんも父親への贈り物に迷ったらハワイアンシャツ、意外とイケると思いますよ。 太陽族が青春だった世代には懐かしくもあるし。 ではディテイルを・・・ メーカーはUi maikai、ハワイ製。60年代後半の「ヴィンテージ」では無い一枚。 ちなみに「Ui maikai」とは「麗しき恵み」の意味。英語で言えば「アメイジンググレース」ということですな。 素材はコットン。 ボタンは60年代に多く見られるコインを模った物。ボタンホールは横にとられている。 ポケット柄合わせあり。 ロングポイントの袋襟。この辺は50sの名残も感じさせる。 これ以降のハワイアン(70s~80s)は襟が小さな物が多く、つまらなくなります。 ○○オクで非常に気の良い出品者さんから激安の¥300で譲り受ける。ありがとう。 (値段は父には内緒ということでお願いします) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 2, 2007 12:52:34 AM
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