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マッキントッシュのウクレレメニュー柄です。 まさにハワイアンの王道といった一枚で、非常に完成度の高い色、柄。 この一枚、実は「訳あり商品」ということで激安入手しました。 襟先に出品者も食べ零しか汗なのか分からない「薄シミ」があり、購入するべきか否か非常に迷ったのですが、写真の状態からイケると判断して落札してみました。 まず、クリーニングに出した形跡は無い。 出品写真の状態から見てウォッシュをかけた形跡も無し。 ということは、一切手をつけずになかばあきらめてシャツをクローゼットに保管していたということに違いない。 シャツ自体は3年前の作品なので時間の経過は確かにある。 ただし、下手に弄っていない分、シミが抜ける可能性は十分にある。 難しいチョイスですが、これもアロハ道を極める為には避けては通れないチャレンジでもあるし、私のつまらないページに立ち寄ってくださっている皆様も、同じような岐路に立たされているかもしれない。だとすれば、私の「シミ抜き挑戦控」が少しでもお役に立てば、たとえ挑戦が失意のうちに終わろうが犬死では無い。 で、その結果なんですがね・・・ 実際に品物を手にとって見たところ、古いハワイアンシャツに見られるようなしつこい汗油脂という感じではなく、醤油仕立てのあっさりしたスープかなんかが付着したような感じの軽症なもの。 プロの染み抜きも考えていたんですが、コレなら自分でいける。 幸いにも以前に親戚からいただいたメラルーカ(アムウエイみたいな奴です)の強力ステインリムーバーがあったのでそれに漬ける事5分、その後古い歯ブラシでシミ部分を軽く叩いて最後にヤシノミ洗剤で揉み洗い。 この際、なかなか落ちないからといって短気を起こし、歯ブラシで生地を擦ったりすると、生地が磨耗して毛羽立ちが起きたりしますので、気長に叩き続けることが成功への秘訣。 (私は少し擦ってみたりしましたが) あと、リムーヴァーのような特殊な溶剤が無い場合は硼酸なんかでも流用できるらしいです。 それと私は面倒だからやりませんでしたが、まめな方は上記の作業の前に薬缶で沸騰させたお湯の蒸気をシミ部分にあてて、生地の中からシミを浮き出させるというようなテクニックを駆使したりもするようです。 どうですか? 右がシミヌキ後の写真。もうそこにシミがあった形跡すら見当りません。 これで生地を傷めずに多少のシミなら自分で抜けることが分かりました。 皆さんもシミであきらめた衣料がクロゼットに眠っていたら、上記の方法でチャレンジしてみる価値ありですよ。 では恒例のディテイルを。 メーカーはSun Surf 2005年のモデル。 このマッキントッシュのウクレレ柄は非常に人気があり、もっともリクエストの多い柄だそうです。この05モデルはあっと言う間に完売、翌年には追加緊急発売されたというほど。 私の入手した物はロングスリーヴ、もともと上品な感じの柄が更に品よく見える。 色はGreenでデニムとも相性がいいです。欲を言えば、もう少しくすんだ色味なら最高。 ボタンはシャツに合わせてグリーンの尿素ボタン、ボタンホールは横。 ロングポイントの袋襟、抜染。 私はズージャですが、ワイアンバンドの仕事に着用したい一枚。誰か仕事下さい。 追記 このUku le le柄のような、シャツ全体にランダムに柄が配置されるパターンを俗に「オーバーオールパターン」「総柄」といいますが、もしこの手のシャツを購入しようとするのであれば、ポケットの柄の出方にも留意した方が賢明です。 勿論、その他のパターンである「ボーダー」「ホリゾンタル」「バックパネル」「ピクチャー」「和柄」「トロピカル」「アンダーザシー」「鳥獣」等のパターンを選ぶときにもそれは重要なのですが、ボーダーなんかの場合は柄が整然としている分、一目見た瞬間にポケットの柄合わせなどのディテイル判断がしやすいのに比べて、総柄の場合は見逃してしまうこともあるんですね。特にアロハ初心者の方々は注意してください。 私が見た物で言うと「フロント地にまともなウクレレが一つも出ていない柄」とか、「レイを持つ女性の顔がダブルポケットの為両サイドとも半切れ」だったりとか、残念な物も少なくないです。 これは、ヴィンテージアロハを意識した結果の産物なのですが(40s、50、sの本物は柄合わせしていない物が多い)やはり全体像として見ても、またモティーフに限って見ても、しっかりと柄が合わせられている物の方が満足度がはるかに高いです。 もしショップなどで「同柄、同色、同サイズ」の物が数点ある場合は上記のポイントを意識しつつ選んでみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 14, 2007 05:00:03 PM
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