生まれつき肌が弱く、おまけに肌が白くて、幼い頃近所の方から「お宅のお嬢さん病気?」と言われたほど。社会人になって働き始めたころよく、今思えば会社の父位の年齢の方に「色の白いは七難隠す、ってホントだな」と言われたことが度々。
長女が私と似ていて、学校の集合写真に何だか白くてぼーっとしている顔が、と思うと我が子だった。
でも、娘は私と違い肌は丈夫に生まれたみたいでホットしている。
とにかく肌が弱いというより敏感で化粧品が全く合わなかった。今のように敏感肌とかに対応するような化粧品は皆無。何を使ってもダメで買っては捨て買っては捨て・・
洗顔と化粧水が使えなくて、ありとあらゆるメーカーのものを試してみるのだが、良いかな?と思ってもしばらくたつと顔が赤くなって来て、ゴミ箱へ。基礎化粧品が合わないって本当に辛い。
2番目の子の出産で実家に帰った時、何気に置いてあった化粧品のサンプル。妹がバイト先でもらってきたらしい。
ちょっと使わせてもらった。「なんだか、良いみたい。」長年の経験で一度使うとすぐわかる。
生まれて初めて自分にあった化粧品が見つかった!と大喜びでそれからはそのメーカの化粧品をそれこそ30年以上使い続けてきた。
ところが難点は価格が高いこと。年を取るにつれ高いグレードのものを勧められ、働いている時はジャンジャン買っていたけれど、年金暮らしになった身にはちょっと身分不相応と思い始めた。
年間基礎化粧品だけでも10万円ぐらいかかっていたのだ。何とかしたいと思っていた。
先日娘の誕生日にランチをした帰り、ある大手のお店に入った。何気に化粧品のコーナーに行ったら、敏感肌用の化粧品が並んでいた。小瓶があったので、娘が「買ってみれば、合わなければ捨てらいいし、300円だし」ということで、買って帰ってさっそくその夜つけてみた。何と!なんともない!1回ぐらいではわからないと思い次の日の朝も夜もつけたが、何ともない。むしろ前より肌の状態が良いようにも思える。
嘘みたい!大丈夫だ。これからはこれにしよう。とすると、他のクリームとか乳液とかも大丈夫に違いない。今使っているのが終わったら切り替えて行こう。
年間10万円位の節約になる。高い化粧品を使いたくて使っていたのではない。それしか合わなかったから仕方なく使っていたのだ。こんなことが起きようとは、生きてるって素晴らしい、ちょっと大げさ?
もう、人生最後の段階に来ているのだから、出来るだけシンプルに暮らして行きたい。