カテゴリ:●生地の地直し
せっかく作った洋服が、洗濯をしたら縮んで着られなくなってしまった! とならないように、洋服を作る前には必ず地直しが必要です。 なぜ、地直しが必要か? 生地は、生産過程でどうしてもゆがみが生じてしまいます。 また、天然素材の織物は湿気をふくむと縮む性質があります。 このような、ゆがみや縮みをあらかじめ整えておくことで 洗濯したあとに縮んでしまったり、型崩れするといった トラブルを防ぐことができます。 しっかり地直ししておけば、それ以上縮むことはありません。 洗濯しない小物類を作るときはあまり地直しを気にしなくても よいのですが、洋服を作るときには必ず地直しが必要です。 地直しの方法は? 簡単にいうと、十分に水を吸わせる→軽く乾かす→アイロンで布目を整える という手順になります。 地直し方法は、本などによっても様々な方法があります。 ここでは、私の地直し方法をご紹介します。 《コットン・リネンの地直し方法》 1.たっぷりの水に1時間ほどつけておく (ニットの場合は3~4時間、水の吸い方が悪い場合は一晩) 2.弱水流の洗濯機で1回ほどまわす (洗剤は不要) 3.手でたたいてしわを伸ばし、中表で干す 4.半乾きになったら、とりこむ 5.ドライアイロンで布目を整えながら完全に乾かす 以上です。 1.のあと、生地を広げて、しっかり水を吸っているかをチェックしましょう。 水の吸い方にムラがあれば、手で沈めて押したりしながらしっかりと 水を吸わせます。 2.の洗濯機で脱水する時は、ごく軽めに脱水します。 ニットの場合、布帛と比べると水の吸い方が悪い気がします。 なので、私はニットの場合は、水を吸う時間を長めにとります。 生地を購入して、早く洋服を作りたい!とテンションがあがる。 そんなときに、地直しという一手間をかけるのが正直めんどうかもしれません。 そんなに変わらなと思っているかもしれません。 でも、違います。 洗濯をした後にジワジワと変わってきます。 微妙な型崩れ、丈が短い、ぴちぴちetc.. 「あれ、作った直後となんか違う」 これは、ほんの一手間で防げるんです。 せっかく洋服を作るなら、必ず地直しをしましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.06.18 12:57:00
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