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「起承転結」は、最もシンプルな「お話」の構成です。
だから、話に無駄がない、アイディアを練りやすい。 そして、観客を「楽しませる」様々な工夫があります。 「起」で、話を始めて 「承」で、話の流れに観客の「気持ち」を引っぱって。 「転」で、「ポン」と話をひっくり返す。話は思わぬ方向に流れ出す。 「結」で、あれっと思ってると、とんでもない「結果」となっています。 これは、4コマ漫画にも使われている手法で、ショートアニメとかにも使われます。 まず、「構成」で出来た「設定」を、「起承転結」に当てはめて整理します。 長編の場合の起承転結です。 「起」 物語の始まり(発端) 観客を引き込むために派手な演出をしたりします。 それが終わると、登場人物や舞台の説明をして、リアルさを演出をします。 これも、観客を引き込むために必要なことです。 「承」 観客を引き込みながら、話を進めて行きます。(発展)小さな盛り上がりで 観客を退屈させないようにします。 「転」 「どか~ん」と登場人物たちの運命が変わる瞬間、うんと派手に盛り上げよう。 (クライマックス) 「結」 思わぬ「結末」。隠していた「オチ」を披露します。 「結」はまとめでもあります。「転」で、話の筋が、変わってるので、観客に 「テーマ」や「結末」を簡単に説明してます。 それから、サッとフェードアウト。だらだら見せず、観客が余韻に浸るのを 邪魔しない(終局) この整理をしないと、「はじめっからクライマックスだぜ!!」で、本当のクライマックス が書けなくなったりする。(笑) また、このように整理されてると、決められた上映時間に編集しやすい。 「構想」をネタにして、「起承転結」で、面白い話を作ってください。 ああなって、こうなってと、時間の流れに合わせて「話」を作るのが普通ですが。 「起」→「承」→「転」→「結」(演繹法) クライマックス」を先に考え、時間を逆行しながら、「話」のツジツマをあわせる方法も あります。 「起」←「承」←「転」←「結」(帰納法) ひとつではなく、沢山考えましょう。誰も、まだ書いたことのない面白い作品ができるかも。 この時点では、あまり細かく書く必要はない。映画のちらしに載っているような 「お話の概略」でいい。 思いつくまま、出来事を、箇条書きにしていきます。(時系列も後で整理する) やっと「お話の概略」の、出来上がりです。 しかし、言葉にすると分かりにくいですね。 ですから、実際に、ぼくの製作の流れを見てもらいながら、説明しようと思います。 アニメのネタばれになりますが、「アニメのつくり方」が「テーマ」なのですから。 では、次回は、はずかしい~実際の製作過程を、見て貰いましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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