話題のキャノン SX60がショールームにやってきました。
データ用プロジェクターでは確固たる地位を築いていますが、
今度はホームユース市場を舞台にキャノン旋風を巻き起こすのか。
LCOSを採用し他の商品とは一線を引く機能満載のSX60。
期待大でハードルを上げて視聴してみた。
見た目的には◎ではないでしょうか。僕は好きですね。
色合いがリビングにマッチするかどうかは好みが分かれるところ。
では基本スペックを、
映像素子:0.7型LCOS反射型液晶(ビクター製)
パネルアスペクト:4対3
画素数:1400x1050 SXGA
明るさ:2500ANSIルーメン
コントラスト比:2000対1
まずはLCOSを採用しているとのことで他の透過型液晶と
比べるとリードか。LCOSは開口率が高く枠が細いので
画素感が無く滑らかな映像がポイント。
パネルアスペクトは4:3。しかし、フルハイビジョンではないが
720pはワイド時に確保できるので問題ないでしょう。
2500ANSIルーメンの明るさはリビングシアターには大きな
味方になるね。大日本印刷のJET BLACKと組み合わせれば
そこそこ明るくても映画を楽しことができますね。
シアターモードにするとコントラスト比2000対1を実現する。
明りを落として映画を見る場合はこのモードを使用する。
すこし極端に輝度下げすぎている気がするんだけどな・・・・
後、機能的な特徴にオートセットアップがある。これが凄いのよ。
オートセットアップ機能とはボタンを押すだけで
『フォーカス』『入力信号の選別』『キーストン』『色調整』の
4項目を自動的に調整するものなのだ。
それで『色調整』は何をしてくれるかと言うと。
例えばスクリーンなどを使わずに壁や黒板(?)に映したりする時に
ホワイトバランスを調整する機能なのだ。これが見事でねぇ。
思わず凄い!!って唸ってしまいました(笑)
オートフォーカスやキーストンの精度もまあまあなので
持ち運びで使われる方にとってとても嬉しい機能満載
ではないでしょうか。決めた位置での設置の場合は
オートフォーカスをかけてから微調整するのが良いですね。
後ねもう一つ、、『オフ&ゴー』と言う機能がありまして。
プロジェクターでは常識となっている電源オフの後の
クールオフ。しばらくはファンを廻し熱を下げる作業をするのですが、
SX60は本体内部にコンデンサーを積んでいるのでそれで
冷却ファンを廻すことができる。と言う事は電源オフをして
すぐにコンセントを抜く事ができるのだ。また、誤ってコンセントを
抜いてしまっても本体に悪影響を与える事は無いそうです。
うーーーん、これも凄いです。
たまたま、視聴時、誤ってコンセントに足を引っ掛けて抜いて
しまった(汗)のですが『コンセント抜いても大丈夫なんですよね!!』と
言うとキャノンさんは苦笑いしていました・・・・(笑)
スタンダードモードでの映像。通常のホームシアター
プロジェクターに比べ明るいのがわかる。
プレゼンモードだともっと明るくなります。
映像面的にも機能面的にも低価格帯のプロジェクターには無い
パフォーマンスが特徴ですね。
キャノンSX60はこんなつかい方がベストです。
■お部屋に吹き抜けがあるような明るいリビングでの使用
■データプロジェクターメインで映画も綺麗に見たい
プラズマや液晶TVの代わりにプロジェクターが使われる時も
そう遠くはないですね!
ホームシアター工房 田中マサシ