7/18の日記の最後に書きましたが、イーストン社からTHX認定のサウンドスクリーンが登場しました。これまでもイーストンさんはサウンドスクリーンを手掛けていましたが今回はTHX認証を取る為に色々と改良を行ってきて約一年、ようやくリリースできることになったそうです。昼間、できたてのカタログを持って東田社長が来店され、現物が東大阪市のショールームにあると言う事なので早々昨日(7/18)の夕方に行ってきました。
これは100インチのタイプです。今までのスクリーンに比べ平面性が良くなっていることが印象的でした。スクリーンはパネル式以外は電動式にしてもスプリング式にしてもヨレ、シワはどうしても出てしまうんですね。特に生地が織物のタイプの場合は通常よりもその傾向が強いのですが今回のE2SシリーズはさすがTHX認定だけあって平面性も◎です。ケースは黒で。左右対称ではなくモーター側は約40mmほど長くなっています。さほど問題は無いでしょうね。THXのロゴはまだ付けられていませんでした。と言うのもロゴもイーストンさんが作るらしいのですが中々OKが出ずようやく完成したとこなのでまだ貼っていないとのことでした。
これが生地の表面です。名称は「スーパーAVニッティング」。THX認定テストでは高品質な映像再現性と音響透過性能が要求されるとのこと。それを独自の特許技術を用いて作り出したのがこの「くの字型」の編み上げ構造だそうです。スクリーンを上げ下げして透過度合いを確認しましたがスピーカーのサランネット位の損失でほぼ気にならないと思います。7/18の日記には前のモデルの生地のアップが見れます。違いを確認してみて下さい。
裏面にも秘密が・・・。「ステンレス・スパッタリング」。音響透過用の穴から抜けた映像が再びスクリーンへ反射する事により生じる映像への影響を防ぐ為のものです。
今現在、THX認定のあるサウンドスクリーンを持っているメーカーは、スチュワート(米)、スクリーンリサーチ(仏)、イーストン(日)の三社しかないのですね。その中でも価格的にもダントツ低価格ですし、クオリティもひけを取らないのではないでしょうか。と言うのもスチュ、リサーチは輸入品ですので当然コストが違いますわな。本国で購入すればそんなに差がないかもね。
今回、この素晴らしいスクリーンを発表した、イーストン社の東田社長。スクリーンやホームシターに対する熱い思いをいつも語ってくれます。ものづくりの町、東大阪市ならではの精神を持って製品づくりに頑張って頂きたいです。
イーストンのサイト/E2Sシリーズ
ホームシアター工房 田中マサシ