カテゴリ:カテゴリ未分類
人形とそれをモチーフとした絵や写真の展示会に出展するため本当は初日の25日に京都に行きたかったのですが勤務調整つかず、本日京都へ行ってきました。 もちろん日帰り。なんだか勿体無い・・・・。 ギャラリーに行って帰るだけでは電車賃がとてつもなく勿体無いのでどうせなら、ということで観光もちょっぴりしてきました。 まずは清水方面へのバスに乗ろうとしたところバス停前にすでに長蛇の列・・・・・。短気で待てない私はあっさりとバスに乗ることを放棄。歩くことにしました。 途中東本願寺などをちょろりと覗いたりしながら祇園に向かっててけてけ歩く・・・・が、あと少しで目的地の六道珍皇寺につくはず、というところで迷いました。お茶屋のならぶ雰囲気の良い路地を楽しく散策していたあたりですでに迷っていたのだなぁ。 ぐるぐる回りながらここら辺のはず!と思いながら着いたところは六波羅蜜寺。・・・・・あれ???まあ六波羅蜜寺も余裕があったら行こうと思っていたので別に問題なし。宝物館を拝観。実は中学生の頃一度ここにきたことがあって、その時空也上人の像を見た印象が強かったので再び見たいなぁと。よく教科書に載っている、口からなんか出ている、あれ。 空也上人に久しぶりの再会。ところがここ、他にも結構有名なものがあったんですね。六波羅といったら平家ゆかりの地。平清盛像・・・・すわってお経を読んでいるこれまたよく教科書に載るアレもいらっしゃいました。 他にも運慶作の像があったりして。人形作る身から見ても運慶すごいなぁと思いました。仏像には仏像の様式があって超えられない何かがあると思うのですが、人間の木像にはきちんと写実性がある。目の下から頬骨、口やあごのラインがリアルで素敵でした。鎌倉時代に、運慶、すげえよアンタ・・・・。 さて運慶にため息をつきつつ六道珍皇寺に向かって歩いたすぐそこの角に行こうと表いた目的のお店がありました。「幽霊子育て飴」を売っているお店ですよ~。色物のお土産によかろうということで300円の小さなサイズを4個購入。・・・・したところでお店の方に「試食どうぞ」と飴をいただきました。 この飴がおいしい!麦芽糖を元に作られているらしく、昔ながらの麦芽水あめの味がします。・・・・地元の小夜の中山の子育て飴みたいな味であっさりと優しい甘さでこれがツボ。猛烈にファンになりましたよ。 さて、六道珍皇寺です。 そうだったよ、この寺の前の角は六道辻といってあの世とこの世の交差するところだそうな。で。こちらのお寺。小野小町のおじさんに当たる小野篁にゆかりがある寺だそうな。 この小野篁なる人物、昼間はお役所で働き夜はこのお寺にある井戸からあの世に下りて行き閻魔様付きのお役人をしていたそうな。・・・・・いつ休むのか、勤勉すぎる日本人の典型だ、などということはさておき生きている身でありながらあの世でも働くなどよほどの能吏だったのでしょうね。たびたび天皇に喧嘩をうったっぽいエピソードが残っていたり妹ラブでキワモノだったりもしたようですが。 さて、その井戸です。 拝観予約をしていかなかったため中には入れませんでしたが格子のところから中がのぞけるようになっています。井戸、わかりますか? このタケでフタをしてあるのが井戸です。夜な夜なここからあの世に降りて行ったんですねぇ・・・・。 こちらのお寺、人気(ひとけ、ね)がありませんでした。唯一私が行った時に二人組みのおじさんと配達に来た郵便局の人がいたのですが、井戸の写真を撮って振り返ったら誰もいませんでした。 どんよりと曇った空。門からこっち人気のない境内。後ろに控える地獄通いの井戸・・・・・。ちょっと、怖いかも。 さて少々びびりながら門を出てまた来たほうへ戻ります。次は建仁寺に行くのだ。・・・・で、その道すがら再び飴屋さんの前を・・・・通り過ぎずに今度は500円の飴を二袋。店の奥さん笑ってます。本当においしいんだってば。 そこからすぐそこの建仁寺も拝観いたしました。有名な風神雷神図、こちらにいらっしゃったのね。あまり派手さのないお寺で今まで行った事がなかったのですが、なかなか良かったですよ。お庭も見たぞ!って気分になりました。 ウサギの襖絵がかわいかった・・・・。龍の天井画も迫力がありよかったです。 建仁寺からは花見小路という祇園で有名な御茶屋街(観光化されすぎている嫌いはありますが)を通って四条通りへ向かいました。 花見小路の横道を写真にとって見ましたが、はじめに彷徨った御茶屋街のほうが風情があってよかったなぁ・・・・道も狭かったし。 そしてまだ歩く。四条通を川原町方面へ。端を越えてすぐに先斗町へ入ります。ここ雰囲気が好きなんだけど、要するに飲み屋街・・・・。地味に上って三条通りに到達。ここから再び川原町方面へ。ここら辺で12時30分も過ぎたのでそろそろお昼を、ということで下調べしてチョイスしておいたお店へ。 豆雅傳という豆腐のお店です。一階は売店、二階はお食事を出してくれるのです。ここで生湯葉丼セットをいただきました。 出汁が効いていておいしかったです。湯葉も厚くて、これで1000円ならバリューな感じですかね。ご馳走様でした。 そこから再び迷ってやっと目的のギャラリーに。お人形さん素敵に飾ってもらっていました。 しばし他の人形作家さんたちと語らいまして、時間が迫ってきたところでギャラリーを出ました。新京極を歩き途中から錦へ。だし巻き卵を買おうと思っていたのですがあまりの人ごみに耐えかねてあきらめました。 そのまま四条烏丸まで歩きやっとそこで地下鉄に乗りました。5分ほど待ってから電車に乗ることが出来たのですが、待ち時間を考えたらいっそ駅まで歩いた方が気が楽だったかも。 そしてたどり着いた京都駅内で再び彷徨い途方にくれました。最後の最後に再びお土産を買い求め、新幹線のコンコースに入ってからガキンチョリクエストの生八橋を購入。小学生で生八橋が好きって言うのもまた微妙な好みのような気がしますが・・・・。 夜7時半くらいにはガキンチョを旦那実家から回収し、自宅へ帰ってまいりました。よく歩いたので疲れました。それにしても京都を日帰りはやっぱり勿体無かったなぁ・・・・・。今度は泊まりでじっくり回りたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 27, 2010 10:08:54 PM
|
|