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2004.12.22
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こんにちは、もっちーです。

先日、ワタミフードサービス社長の
渡邉美樹氏の講演を聞きに行ってきました。

各界で「人格者」との呼び声が高い同氏。 

知り合いのある雑誌編集者も
数多くの経営者に会ってきた中で、
本当に「器が大きい」と思わされたのは
渡邉社長だけだった、とおっしゃっていました。

そんな彼が講演で面白い話を
していたので紹介したいと思います。


●一流と凡流を分けるもの

何だと思いますか?
渡邉社長によればずばり

「時間を意識しているかどうか」

これは巷に溢れるタイムマネジメントや
時間管理術を述べたものではありません。

そうではなく、そもそも僕らに与えられた
「時間」自体が有限であることを意識しているか?

またその先にある「死」の存在を
意識しているかどうか?

それが「一流」と「凡流」の違いだというのです。


●3万円の人生

とはいっても普通に生きていると
「死生観」なんてなかなか根付かないもの。

そこで渡邉社長が用いた「3万円の人生」という
比喩が見事だったので、簡単にご紹介しましょう。

人の一生を80年と仮定すると、およそ3万日になります。
僕らは皆それぞれ、1円玉が3万枚入った
砂時計のようなガラス容器を持っています。

1日たつごとにこのガラス容器から1円玉が
「ちゃりん」、「ちゃりん」と落下していく。
それが人生における「1日」への参加料だといいます。

どうでしょう?
人生の「有限性」が少しは感じられる気がしませんか。


●「金色の1円玉」

ただしルールには必ずや「例外」や「特別」が存在するもの。

このガラス容器にもたくさんの1円玉の中に
ひとつだけ「金色」の1円玉が入っているといいます。

そしてある日突然、その「金色」の1円玉が落ちると
残っている1円玉は全て一斉に落ちるルールになっている。

これが「死」です。

いつその「金色の1円玉」が落ちるかは誰にも分からない。
ただし一旦落ちたら最後、どれだけ上に1円玉が
残っていようとも、ガラス容器は空っぽになってしまう…。


●1円の投資効果

こう考えると僕らが限りある「1円」を払って
手に入れているこの1日、1日が
たまらなく愛おしく思えてきませんか。

適当に手を抜いて仕事を1日やり過ごすのも1円
社会に何か価値を残そうと本気で汗水流すのも1円。

テレビを見て朝から1日だらだらと過ごすのも1円。
恋人や家族との素敵な思い出を残そうと本気で遊ぶのも1円。

1円玉をどう使うかは僕達次第ですが、
どうせなら使うならその「投資効果」を最大にしたい。

「金色の1円玉」の存在を頭の片隅に、
毎日を本気で生きていきたいものですね。





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最終更新日  2004.12.26 02:40:11
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