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■ある大学生の悩み 今日、知り合いの大学生からある相談を持ちかけられました。 彼女は現在就職活動中の3年生、日々エントリーシートの提出、 企業訪問、など忙しい生活を送っているようでした。 その中で彼女が抱いていた悩みが「適性テスト」に関するもの。 これは企業側が学生に対して実施する性格検査のようのもので、 その学生が同社で働く上での適性を調べるためのものです。 「どちらかというと目立ちたがりやである」 「自分の意見を言う前に、周りの顔色を覗う方だ」 「論理で考えるよりも、直感で考えることが多い」 等等、個人の性質が顕になるような質問に「Yes」「No」で答えていきます。 最近は1次審査が書類とこの「適性テスト」のみ、 などという企業も増えてきているみたい。 彼女の悩みはこの「適性テスト」をクリアーすることができない、 だから「適性テスト対策本」でも買って勉強しようか、というものでした。 ■『修飾』活動のワナ 本サルタントとして、キャリア本や就職・転職モノの本も一通りは 読んでいますが、この「適性テスト」対策本なるものは初めて。 少し本屋で立ち読みしたものの、とても買う気は起きませんでした。 そして同時に人に薦めることは絶対したくない本だな、とも感じました。 適性テストはある種、性格検査のようなものですから、その結果だけで選考 から落とされれば、確かに自分の全人格が否定されたような気にもなります。 それでも「選考を通るために適性テストを受ける」というのは違う気がする。 本来なら「適性テストを受けるために選考を受ける」であるはずでしょう。 適性の合わない企業に入ったって、すぐに辛くなるに決まっています。 だからこそ選考が必要なのであり、その手段として適性テストがあるのです。 「修飾活動」の末にある「就職」は、所詮演技の舞台でしかないでしょう。 ■「手段」と「目的」 仕事や恋愛についても、こういった「手段と目的」の混同化は多々あります。 ・「やりたい企画を通すためにプレゼンを練るのか」それとも 「プレゼンを通すためにやれそうな企画を作るのか」 → やりたいくない企画だったらはじめからプレゼンなどしなくていい。 ・「彼女を喜ばせるために素敵なデートプランを練るのか」 「デートプラン作りのために、彼女の存在があるのか」 → 相手が喜んでさえくれれば、近くの公園だっていい。 僕自身にとっても「メールマガジン」は手段に過ぎません。 「読書のアウトプットのためにメルマガを発行するのか」 「メールマガジンを発行するために、読書をするのか」 日々本を読む際にも、しっかりと意識していきたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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