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2012年02月14日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
昨日で終了した、柴宮公民館「古典漫遊」講座。
ほとんど、漫談調で終わった。

昨日は「平家物語」。
今年の大河ドラマが「平清盛」だから、とても食いつきがよかった。

那須与一の「扇の的」を中心に語った。
ひよどり越えの坂落としからほぼ1年後の出来ごと。
場所は、香川県の屋島。

瀬戸内海の浪の穏やかさを説明した。また、与一が目を開いたときに風が
おさまったのは、時間的にちょうど、夕凪のタイミングだった、と話した。

また、ひよどり越えの坂落としでは、手綱さばきに自信のない武将は
馬を担いで降りた、と話すと、受講生さんの中から「え~?!」と
声が上がった。

当時の馬は、現在の西洋馬と違い、道産子などの小型馬であることを説明した。
だから、今放映されている平清盛などで、サラブレッドにまたがって疾走する
シーンがあっても、それは実際はポニーにまたがってパカパカと走る姿なの
ですよ、と話したら、収拾がつかないほど笑ってくれた。

袋から、「源氏パイ」を出して、
「これは、源氏物語の源氏パイでなくて、平家物語の源氏パイです」
というと、みなさん、キョトンとされていた。

じつは、1965年、ハート形のお菓子を開発した社長が、なにかよい
ネーミングはないか、とかんがえていたときに、大河ドラマ「源義経」で
義経と静(尾上菊之助(当時)と藤純子(当時))のロマンスにあやかろうと
名付けたのが「源氏パイ」だったのだ。

「これから、スーパーなどで買い物をされるときに、この「源氏パイ」を見たら、
『源氏物語じゃなくて源義経の源氏パイ』と思いましょうね。こういうことから
古典がぐ~っと身近になりますね。」
と話したら、みなさん、とてもうれしそうにされていた。

そして、すでにはじまっている、「坂の上の雲の描く世界」講座にも
私の主宰する「古典文学鑑賞会」にも、聴講を希望される方がいらっしゃった。

講座後のアンケートも好評でよかった。





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最終更新日  2012年02月14日 05時24分25秒



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