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昨日で終了した、柴宮公民館「古典漫遊」講座。
ほとんど、漫談調で終わった。 昨日は「平家物語」。 今年の大河ドラマが「平清盛」だから、とても食いつきがよかった。 那須与一の「扇の的」を中心に語った。 ひよどり越えの坂落としからほぼ1年後の出来ごと。 場所は、香川県の屋島。 瀬戸内海の浪の穏やかさを説明した。また、与一が目を開いたときに風が おさまったのは、時間的にちょうど、夕凪のタイミングだった、と話した。 また、ひよどり越えの坂落としでは、手綱さばきに自信のない武将は 馬を担いで降りた、と話すと、受講生さんの中から「え~?!」と 声が上がった。 当時の馬は、現在の西洋馬と違い、道産子などの小型馬であることを説明した。 だから、今放映されている平清盛などで、サラブレッドにまたがって疾走する シーンがあっても、それは実際はポニーにまたがってパカパカと走る姿なの ですよ、と話したら、収拾がつかないほど笑ってくれた。 袋から、「源氏パイ」を出して、 「これは、源氏物語の源氏パイでなくて、平家物語の源氏パイです」 というと、みなさん、キョトンとされていた。 じつは、1965年、ハート形のお菓子を開発した社長が、なにかよい ネーミングはないか、とかんがえていたときに、大河ドラマ「源義経」で 義経と静(尾上菊之助(当時)と藤純子(当時))のロマンスにあやかろうと 名付けたのが「源氏パイ」だったのだ。 「これから、スーパーなどで買い物をされるときに、この「源氏パイ」を見たら、 『源氏物語じゃなくて源義経の源氏パイ』と思いましょうね。こういうことから 古典がぐ~っと身近になりますね。」 と話したら、みなさん、とてもうれしそうにされていた。 そして、すでにはじまっている、「坂の上の雲の描く世界」講座にも 私の主宰する「古典文学鑑賞会」にも、聴講を希望される方がいらっしゃった。 講座後のアンケートも好評でよかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年02月14日 05時24分25秒
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