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昨日で、3年間全9回の「『坂の上の雲』の描く世界」全編終了しました。
中央公民館でも、3年間同一テーマで講座を行うのは初めての試みだった、ということで、冗長になるのではないか、など危惧する意見もあった、と昨日初めて聞かされた。 当初の担当者は1年目で転勤となり、中央公民館の毎年の担当者の方には、ずいぶんご迷惑をおかけした、と思う。 また、昨年度の講座終了後に起こった震災で、会場であった中央公民館が立ち入り禁止となるほどの甚大な被害があり、今年度の開催も当初はめどが立たない状況だった。 そういった状況で迎えた今年度の講座だった。 一昨日の夜は、ほとんど眠れなかった。 午前中はパズル講座で、郊外の公民館での初の仕事だった。 いつもなら、初の仕事でパニックになるのだが、昨日は、午後の「坂の上の雲」最終回のことで頭がいっぱいで、パニックになる暇もなかった。 講座自体は、正岡子規の最晩年を中心に、夏目漱石と与謝野晶子を話した。 夏目漱石の「坊っちゃん」の中で、下宿のおかみさんと坊っちゃんとの会話のシーンを朗読した。 「ネイティブ・マツヤマンです」と言うと、久しぶりに笑いが起こった。私の講座、こうでなくちゃ。 夏目漱石が「方丈記」を英訳した、と話したら、みなさん、驚かれていた。英訳された「方丈記」は国会図書館にあります、というとまた、静かな笑いが起こった。 また、与謝野晶子の「きみしにたまふことなかれ」を紹介し、同時に杜甫の反戦を謳った漢詩も紹介した。この漢詩、正岡子規が五・七調で日本語に意訳している。 最後に、好古・真之ゆかりの松山を紹介した。 もちろん、東高も紹介。また、高校時代に放課後よく行った「青少年センター」も、紹介した。東署前の電停付近に真之は花火の箱を隠した、ということで、そのあたりの写真も見せた。実際、ここは、私の実家に近く、懐かしい光景だった。 最終回だったので、アンケートをしてもらった。 回答は、おおむね「大満足」か「まあ満足」だった。 3年連続で通ってこられた方は、「復習が多すぎて、もう少し踏み込んだ内容にしてもらいたかった。」と書かれていた。全般的には、私自身の感想よりは好意的でありがたかった。次回、もしチャンスがあれば、もっと充実した内容にしたいと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年02月24日 05時37分45秒
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