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カテゴリ:お局真紀子の素敵な毎日☆生活編
今年2月のブログです。
2月2日、喜久田駅近くの道を車で走っていました。 道路はツルツルでしたが、前の車の流れに沿って走っていました。 線路のほうに向かって左折したところ、吹き溜まりがありましたが、轍があったので、そのまま突っ込んだところ、車が動かなくなりました。バックしたのですが動きません。「立ち往生」してしまったのです。 そこへ、反対車線から車が近付いてきました。 雪は、私の車線側にはたくさんありましたが、反対車線はなんとか通れるほどの量です。無視して通り過ぎてもかまわないのですが、私が困っていることに気付いて、男性三人が降りてきてくれました。 バックで動かそうと、前を押したり、車の下の雪をかきだしたりしてくれましたが、動きません。動転して何もできない私にかわって、道路サービスを呼んでくれました。そして、「救援が来るまで、車の中で待っていましょう。自分たちも車で待っています。」と言って、待っていてくれまし た。 また、通りすがりの高校生男子三人組に、「すまないけど、押すのを、手伝って。」と声をかけ、動かないとわかると、「やぁ、すまないね。」と言ってくれるのです。 やがて、近くの方が雪かき用のスコップを何本も手に来てくれて、車の下の雪をかきだしてくれました。少し動きそうだ、ということで、私が運転席に入りかけると、「私が運転をかわりましょう。」と声をかけてくださり、運転をかわってくれ、ほかの人たち6人くらいで前から押しました。最初はまだ雪の山にのりあげた形でしたが、少し引き上げながら押すと、とうとう動くことができました。 その間、ブリザードが吹き荒れ、私はしゃがみこむことしかできませんでした。 「どちらさまですか?」と尋ねても、「いやぁ、別にいいですよ。」と笑ったきりでした。 「あっちの道は全然平気だから、Uターンしたらいいですよ。」と、吹きさらしの中で、誘導までしてくれました。 様子からみて、車の三人は、仕事でどちらかに行く途中だったようです。それなのに、迷惑そうな顔もせず、最後まで面倒をみてくれたのです。 また、近くの方たちは、その吹き溜まりをきれいにどかしてくれて、あとから来る車が同じ目にあわないようにしてくれたのです。 ただ立っているだけで、(下が凍っているために)風で体が動くほどの風の中で、ひたすら、他人のために。 本当に感謝します。あの、猛烈な吹雪の中、まったくの他人のために一生懸命になってくれる人たち。吹雪の中だったので、お顔もあまり覚えておらず、感謝をどのように伝えてよいかわからず、ただ、あの人たちの幸いを祈るだけです。 こんな素晴らしい人たちが住む郡山。ここ郡山が復興し発展していくことを祈るとともに、私もその一員としてがんばろう、という勇気をもらえた出来事でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年10月17日 13時22分44秒
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