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2013年08月21日
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中学生のころ。

「ぼく、そこの、ぼく!」

あるとき、おじさんが大声で叫んでいる。

「ちょっと、そこの!その、赤い服の、ぼく!」
「あんたのことよ!」

大街道(松山で一番の繁華街)・三越デパートの前でのできごと。

そう、声をかけられた、くだんの「ぼく」は私のこと。

振り向いた私に、おじさんは、

「あんた、なぁ、そんな格好しとったら、女の子に
 間違えられるぞな。男じゃったら、赤じゃのうて、
 白か青か・・・」

最初、大音声だったおじさんの声がデクレッシェンドしていく。

そのときの私の服装。赤地に白い水玉のポロシャツに紺色の

『スカート』姿。

目線がスカートに至って初めて、おじさん、私が女だとわかったらしい。

高校2年のとき。

修学旅行の出し物を相談するのに、各班の有志がこっそり、
男子の部屋に集まっていた。

私もその中に混じっていた。
ピンクのTシャツに紺のGパン。

見つからないように集まったはずなのに、先生に見つかった。

担任の三上先生が

「こら!女子は全員、部屋の外に出なさい。
 話し合いをするんなら、外でやれ、外で!」

そして、女子が全員出たことを確かめて

「なんぼ、こっそり出し物の相談する、いうても、
 女子を部屋に入れたりしたらいかんぞ!」

「ちゃんと見よるからな!」

そう言ってドアを閉めて出て行った。

なぜ、この三上先生の言葉を私が知っているか、というと、
先生の足元に座っていた私を、先生は女子と認識せず、
追い出さなかったためだ。

時は流れ・・・

ボーイッシュなベリーショートだった私も
OLになり、髪型を、当時はやりのセミロング・ボブに
していた。

あるとき、夜11時過ぎに自宅に戻ろうと、人通りの
少ない道を速足で歩いていた。

向こうから数人の男性がほろ酔い加減で歩いてくる。
ちょっといやだな、こわいな、と思い、顔をひきしめて
速足の速度をもっと速めた。

すれ違う直前、一人が声をかけてきた。

「おね~さぁ~ん、一緒にのまなぁ~い?」

ひぇ~~、きた、きちゃったよ。

無視してすれ違おうとしたとき、
そのほろ酔い男子の一人が言った。

「ばか!あいつは、男だよ!」

・・・

当時、私は20代半ば。しかも中・高生時代の
ベリーショートとは違い、明らかに女子の
ヘアースタイル。

ま、しつこくからまれなかったから良かったと
いえば良かったが。

よほど、

「私は女だ!」

と言い返したかったが、それだと、誘って、と
言っているようなもんだ、と、じっと我慢した。

その後、超ロングにしていた時期もあったが、
40歳のころ、また、ショートカットにした。

切ったのは、夫。

夫がりんごやポコチャン・ワッチの髪を
器用に切るのを見て、私も切ってもらったのだ。

結構気に入った段カットになって喜んでいる私に
夫がぼそり

「それにしても、妙齢の女性が、素人に髪を
 切らせるかねぇ。しかも、長さをそろえる、
 というのじゃなく、明らかに髪型を変えるほどに。」

当時、幼稚園生だったりんご、それを聞いて
父親のカット技術を自慢に思い、

「むなかたとこや」

という看板を段ボールで作って玄関脇に立てた。

客はまだ、ない。







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最終更新日  2013年08月21日 07時16分57秒
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