ほんだらかんだらと仲間たち

車の運転をしているとき、みなさんは何を聞きますか？

私は、インターネットからダウンロードした
源氏物語を聞くことが多い。

源氏物語講座を主催しているが、題材として
調べたり勉強することはあっても、なかなか
朗読する時間がない。車の運転の時間を利用して
耳で聞きながらシャドウイングして内容を
理解するのだ。

次に多いのは、「ラボ」という英語教育団体で
テューターという、教える仕事をしていたときに
購入した、「ラボライブラリー」なる英語・日本語の
朗読CDをコピーしたもの。

（私の車は、舅のお下がり。車のグレードは
よいのだが、CDプレーヤーはない。）

「ナルニア国物語」「トム・ソーヤ」「不思議の国のアリス」
など、なんとなく聞いていて楽しい題材がふんだんにある。

最近のお気に入りは、「平知盛」「耳なし芳一」など
日本のお話を題材にしたもの。

これらも、講座に使う題材として、そのヒントをもらう
ことがある。私の講座自体は日本語（原文）ではあるが、
この英語・日本語の朗読を聞いていると、ふと、気付く
情景などがあり、結構、利用できる。

ごくたまにラジオをつけるときもある。

そして、それが偶然、気象通報の時間だったりすると
絶対に、この気象通報を聞く。

「室戸岬　晴れ　北東の風　風力３　１１ヘクトパスカル」

などと地点とその気象情報を延々、読み上げていくのだ。

これが、なかなかいい。

疲れているとき、神経が逆立っているとき、
アナウンサーの聞き取りやすい声で、淡々と
読み上げられていく、このリズム。

しかも、地点が次々変わるので、頭の中で
地図を追いかけながら聞ける。

中学生のとき、理科で天気を習ったときに
天気図を書いてみよう、ということで
気象通報を聞きながら書き込む白地図を
もらって、一度、挑戦してみた。

これが、存外面白くて、はまった。
自分で天気図用の白地図をたくさん買ってきては
夜、自室にこもって延々、気象通報を聞きながら
天気図を記入していく。

書いた天気図と、翌日の新聞をにらめっこして
全然違うことが多いのにびっくり。ごくたまに
比較的あっている天気図を見ると、うれしくなったり。

そう、慣れないうちは、天気図を書くポイントがわからず、
３割くらいしか書き込めなかったが、慣れると
８割くらいは追いかけられるようになっていた。

その後も、天気図を書かないまでも、時間になると
ラジオをつけて気象通報を聞くことが多かった。

NHKラジオ第2放送で、一日３回、

9:10 - 9:30（6時発表分）
16:00 - 16:20（12時発表分）
22:00 - 22:20（18時発表分）

放送されている。もし、時間があったら
聞いてみませんか？

特に、疲れてなかなか眠れそうもない夜。
静かにこれに耳を傾けていると
睡魔が訪れるかもしれない。

気象通報を聞くのが好き、なんて、
私って結構、オタク？