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2013年11月19日
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異文化交流講座を担当した。

郡山在住の外国の方に、お国自慢の料理を教えてもらおう、
というのがもともとの講座の趣旨。

しかし、今日だけは、調理実習室がすでに予約されていて
使えなかったらしい。
そこで、2時間、異文化について語ってほしい、という
依頼が私のところに来たのだ。

国歌と国旗を調べ、また、基本的な挨拶と習慣を語る。

地球儀を準備し、地図では距離感がピンと来なくても
実際の文化のかかわりについて少しでも理解して
いただけるよう工夫した。

・・・ここでハプニング続出。

会場について、多重にやらかした失敗に愕然としてしまった。

まず、国歌を録音したカセットテープを持ってくるのを忘れた。

万一、音質が悪かったときのために、インターネットで
検索したURLは持っているのだが、なんと、
インターネット接続するためのLTEを忘れた。
おなじ建物の別の部屋では、無線でインターネットが使えるので
一縷の望みをかけて接続を試みたが、やはり、つながらなかった。

万事休す。

しかも、玄関にまで運んでおいた地球儀も、積み込み忘れている。

こんなので、2時間、楽しく有意義な時間など過ごせるものか!と
自分の準備のいい加減さに、情けなくなった。


私のやらかした失敗を知らない主催者側担当者は、にこやかに私に話しかける。

「調理実習室が使えない、と気づいた時に、頼れるのは先生だけだ、と
思ったので、連絡したのですよ。先生のスケジュールが空いていて
本当によかった。助かりました。
実は、先生の楽しい講座が聞きたくて、とても楽しみにしていたのです。」

そして、受講生さんも次々にやってくる。

中には、以前に私の講座に参加されたことのある方も数名・・・。

「先生!先生の講座だ、って聞いて本当に楽しみだったんです!」

うれしそうに話しかけてきてくれる。

私もにこやかに返事をしながら、手はパソコンなどの
セッティングをどんどん進めている。

しかしこのとき、内心、このまま帰ろうかな、と思っていたのだ。

今日の一番の目玉である、国歌を聞いてもらうことができない。
しかも、国歌をはじめ、講座のメモも置き忘れている。
地球儀もない。

受講生さんに背を向けて、脂汗がボタボタ落ちるのを隠した。

「せっかく準備した、地球儀を玄関に置き忘れて・・・」
と笑顔に隠しながら話すと、

「あ、私の家はすぐ近くだから、持ってきてあげます。」

一人の受講生さんがそう言うなり、飛び出していった。

開講時間ぎりぎりに、大きな紙袋をかかえながて息を
はずませながら、彼女は戻ってきた。

見ると、思っていた以上に大きな地球儀。
しかも、ヒマラヤあたりが少し隆起している。
山の高さを再現した地球儀なのだ。

助かった・・・

もう、国歌のカセットを忘れた、など、言い訳はしない。

開講時刻になった。

自己紹介のあと、語り始めたのは、日本の文化。
(なにせ、講座メモがまるっきりないのだ)

異文化を知る前に、まず、日本の文化を知りましょう、と。

日本の国歌:君が代の歌詞は、古今和歌集からとられていること。

この歌詞は実は二番まであり、今、国歌として詠われている部分は
その中の一番の前半部分だけであること。

国歌としての曲の長さは世界一短いこと。
原典の古さは世界一であること。

君が代は三種類のメロディーがあり、現在のメロディーは
明治時代、海軍が採用したメロディーであること。

そして、現在、陸上自衛隊で歌われる君が代は
国歌のメロディーとは違うこと。

国歌のメロディーはドイツ人による作曲であること

などなどを語った。

また、フィリピンの被災について、写真を紹介し、
黙とうをささげた。

異文化として語る国は

ネパール
フィリピン
タイ
韓国
インド

観光施設や食文化について、以前調べた時のメモを
思い出しながら説明した。

地球儀で、日本からの距離や気候について、
アメリカ・ヨーロッパと対比しながら説明を加えた。

夢中で語っているうちに、気づいたら2時間が経過していた。

講座終了のあいさつをしながら、脂汗が冷や汗にかわっていた
ことに気づいた。

受講生さんや主催者の期待、というのが励ましであることに
気づいた講座だった。







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最終更新日  2013年11月20日 06時04分35秒
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