「ことばの歌」
「地球がどんなに狭くなっても みんなの言葉が通じなくては みんなの心が通じなくては ほんとの平和なときはこない」時折、私の心によみがえる歌。が、曲名がわからない。誰が歌っていたのかもわからない。最近、とみにこの曲が心に去来するようになった。どこで聞いたんだろう?誰が歌っていたんだろう?じっくりじっくり思い出してみた。体育館に近い渡り廊下のようなところで耳にした、そんな光景を思い出した。男性の声で「ボンジュール、ハワユー」などの挨拶の言葉が歌われていたように思った。しかも、一人の声ではない。合唱だ。そうだ、混声合唱曲だ。中学校のような気がする。でも、私の中学の体育館ではないような気がする。私は・・・私は小学生だ!合唱コンクールを聞きに来たときのような気がしてきた。NHKの合唱コンクールの課題曲一覧を見た。中学か高校の課題曲で、私が小学生のころ。おそらく、姉が中学生で私が小学生に該当する年度を見た。が、曲名をみただけではわからない。歌詞だって、一度聞いただけだからうろ覚えも良いところ。だが、どうしても曲名と全部の歌詞が知りたくなった。ええい、ままよ!うろ覚えでもいい、検索してみよう。すぐに曲名がわかった。「ことばの歌」昭和44年度の中学生の課題曲だった。お互いを理解しあおう、という内容の歌だった。この、次の年の小学生の課題曲が「空がこんなに青いとは」みんなといるときは、大きな心をもって理解しあおう独りぼっちになっても、空が、雲がみていてくれる、もう泣かないように、と教えてくれた歌。NHK課題曲には、深いメッセージが込められている、再認識した朝だった。