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テーマ:●食べた物の画像♪(86622)
最初に断わっておきますけど、ブルース・リー主演の【ドラゴン怒りの鉄拳】とは、なんの関係もありませんからね!
タイトルも、ストーリーも似てる?? 類似しすぎ?
・・・・たぶん、気のせいです。
男だったら、小さいことは気にすんな! 細かい男は、女子に嫌われるぞ!
じゃあ、またしても全米が泣いた感動のストーリーをお楽しみください!
心臓の弱い人は、このあと出てくる画像に気をつけてみてね!
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「兄弟子・・・フクロウが・・・・」 「どうしたんだ?」 「フクロウにやられた・・・・」 「おいっ!しっかりしろ!目をあけろ!」 「兄弟子・・・気をつけて・・・フクロウが・・・。」 ガクッ・・・・。 「おいっ!・・・なぜっ!?なぜなんだっ!?」 ・・・これで今月3人目だ。 みな【フクロウにやられた】とうわごとのように言い残して死んでいった。 絶命した門下生の腹部は、ものすごい勢いで腫れ上がっていた。 この【フクロウ】という荒くれ者・・・いったい何者なんだ? そして、とてつもない必殺技を得意としていることが見てとれる。 フクロウ・・・かなりの蹴りの達人とみた!!
オレの拳(こぶし)は、自分の身を守るためにある オレの拳(こぶし)は、友と熱い握手を交わすためにある オレの拳(こぶし)は、愛する女性(ひと)を抱擁するためにある だが、仲間が倒され、このホンダイス道場の誇りが汚されたとき、 輝かしい時代(とき)を取り戻すため、愛するものを守るため、
私はこれ以上、このホンダイス道場が屈辱を受けているのを なぜ、罪もない門下生たちが次々と殺害されているのか? フクロウという猛者と話が決別した場合、封印していた拳法を使って死んでいった門下生たちの仇(かたき)を打つ覚悟です! 復讐しても、また復讐され、復讐からはなにも生まれない! わかっています!理解しています! でも、しかし! でも、しかーしっ! 師匠!どうか、出来の悪い弟子である私を天国から見守ってください・・・。
「福・・・・た・・・・け・・・・?」 ホンダイス道場を出発して、数十分歩いたところに、 ブタのドクロマークが不気味さをいっそう増しているようだ。 フクロウ・・・オレはお前を決してゆるさないっ!! いざ、両開きの扉を勢いよく開け、建物内へ!!
「は・・・?」
まるで、ラーメン屋のような装いの家屋だ! 頭に海賊のような布を巻きつけて、黒いおそろいのTシャツを着ているやつらが、建物内を支配しているらしい。 やつらをひとりひとり、睨みつけ注意深く観察してみた。 【フクロウ】という強者は、この黒Tシャツの中にいるのか? あのオーダーをとっている愛想のいい男がフクロウか? 厨房の奥で、麺の湯きりをしているアイツがフクロウか? それとも、麺の上にチャーシューを綺麗に並べて満足げにしているあの男こそフクロウか? 「お客様、おひとり様ですか?カウンター席へどうぞ!」 オレは復讐のために敵の陣地に乗り込んだのだが、誰がフクロウか判らない今では、おとなしく客を装って カウンター席につく。 ・・・席に案内されたのは、どうやら敵の罠ではなさそうだ。
カウンターに書かれた憎きフクロウの文字を見つけた!
悪の手下が言った。 「ご注文、お決まりでしたらうかがいます!」 「フクロウ・・・・フクロウに会いたいっ!ヤツに話がある!」 「サイズは3種類ございますが・・・」 なに?ヤツは3つに分かれる分身の術も使うのか? 「特盛り(麺400g)で頼む!」 「ほかにトッピングはよろしいですか?」 「野菜増しで!」 「あの~・・・野菜増しとなりますと、かなりの盛りになっちゃいますけどよろしいですか?」 悪の手下が、言葉でオレを威嚇してきた。
ことんっ!
「なにーーーーーっ!!!?ありえね~!!
やっと会えたぜ、フクロウ・・・・ こいつの正体は【ラーメン】だったのか?衝撃的事実! 「ウワッハッハッハ!このオレを全部たいらげることができるかな?」 しゃべった!フクロウが今、オレに向かって挑発的な言葉を投げかけてきたような気がする! どんな空腹なヤツでも、ヤツを見ただけで、おなかいっぱいの戦意喪失状態に陥る。 それほど、フクロウから見えない気迫みたいなプレッシャーを感じる。
【爆盛り】って、あんた・・・・。 うどん並みの超太麺400グラムに、ギャグ漫画に出てきそうな絵に描いたようなテンコ盛りの野菜! そうか! 腹が腫れて死んでいった門下生は、このラーメンに倒されていったのか! かき回すことも許されないような野菜テンコ盛り! 箸でふれただけで崩れてしまうそうな野菜テンコ盛り!
苦痛だ、苦痛以外のなにもない世界・・・。 こんなに野菜ばっか喰って、イモ虫かよっ、オレは! だんだん、飽きてきた・・・・。 もう、もやしは嫌いだ・・・・うんざり。
やっと見えてきたぜ!超太麺の野郎っ!! 背油チャッチヤ系のこってりラーメン野郎! オレのアイアン・ストマック(鋼鉄の胃袋)をなめんなよーっ! 超太麺は、時間が経てば経つほど、スープを吸ってより太い麺に変化する。 だんだん、飽きてきた・・・。 もう、ラーメンは嫌いだ! 大っ嫌いだ!
喰ったぜ!完食したぜ! オレは、フクロウを倒したぞ! 「ありがとうございました!またお越しくださいませ!」
見上げれば、まん丸の月光の明かりがオレを照らしていた。 歩道におちる淡いオレの影・・・・・。 見上げた夜空には、満天のきらめく星座たち。
「やったよ、仇(かたき)はとったよ・・・・」 復讐をとげて、重たくなった腹をかかえて、心の隙間にかすかな達成感があった。 生ぬるい夜風が頬をかすめていった。
復讐からなにか得るものはあったか? オレは失うものばかりだった・・・・・。 この復讐からくるむなしさはなんだろう?
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