【妄想特撮ヒーロー小説】
　
★仮面ホンダー椅子（いす）★
　
第一話『恐怖！八味男登場！！』
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遅い朝ごはん。
　
朝マックで、ソーセージエッグマフィンを２個食べて・・・。
　
・・・その１時間後に
　
味噌ラーメン食べてるのは、きついっ！！
　
味噌ラーメンには、やっぱ七味唐辛子でしょ！
七味唐辛子を適度にかけて、熱いうちに完食したいものだ。
　
このビンに入った七味を・・・？
　
・・・ん？
　
えっ・・・！？
　
・・・なにっ！？（驚！）
　
は、
　
は、
　
【八味】～っ？？？
　
内容成分が、１個多いぜーっ！！！
　
　
なぜ？
　
なぜなんだーっ！！
なんだこりゃ～！八味～！
　
どうかしてるぜ、八味ーっ！！
　
そもそも・・・
　
「七味唐辛子とは、なんぞや！？」
　
オレは、日本の平和のため、ネットで調べてみたぜ！
　
七味唐辛子の定義は、以下のとおり・・・。
　
　
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しちみ‐とうがらし【七味唐辛子】
　
香辛料のひとつ。
　
・唐辛子
・黒胡麻
・麻の実
・山椒(さんしょう)
・陳皮(ちんぴ)
・けしの実
・青海苔(のり)
または紫蘇(しそ)の実などを混ぜて粉末にしたもの。　
七味。
七色(なないろ)唐辛子。
　
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・・・って、ことはなにか？
ひとつ多いぜ！！
　
なにが入ってるんだろ？
　
アグネス・チャンだったら、『ひなげしの花』とか入れちゃうのかな？
（笑）
　
チョコボール入れちゃう？スニッカーズでもいいか？
・・・いや、ラーメンにふりかけたとき、ビンの穴から出てこないぜ！
　
バファリンとか入れちゃう？
ラーメン食べながら、頭痛も治っちゃうぜ！
　
ミカンの皮が入ってるなら、スイカの皮やバナナの皮も入れちゃう？
パイナップルの皮？ドリアンの皮？
想像しただけでマズそうだ！
　
　
・・・もうひとつは何だろう？
　
あああああーっ！！
わかったぞ！
　
『毒』だっ！！
　
『毒』が入ってるに違いないっ！！
　
八番目の香辛料は『毒』だ！
　
　
こんなのどかなラーメン屋のテーブルに、『八味唐辛子』なんて、殺人調味料を放置するなんて！
　
ゆるせねーっ！
いたいけな人々の平和をおびやかす奴ら！
　
く、くそ～っ！
みんなが知らない水面下で、悪の秘密結社がうごめいているに違いない。
　
今こそ変身だっ！
　
「変～身っ！とおーーーっ！」
　
天が呼ぶ！
地が呼ぶ！
人が呼ぶ！
悪を倒せとオレに言う！

老人や子供にきびしく、おっかなそうなおじさん達には優しい男・・・
　
そう！オレの名は、『仮面ホンダー椅子』だっ！！
　
　
さあ、みんな！
オレが来たからには、もう安心だぜ！
　
危険だから、この場から離れるんだ！
　
少年ライダー隊のみんなっ！
この八味唐辛子のビンから殺人毒電波が出てくる可能性があるから、
『財布』と、『高級腕時計』と、『貴金属』をこのビンに引っ掛けて、逃げるんだーっ！
　
財布は、小銭は重たくなるからいらないぜ！
　
高級腕時計は、保証書と箱があったら、いっしょに置いていってくれ！
最近の質屋さんは、これがないと買い取ってくれないからな！
　
貴金属は、金とかプラチナがいいかもな！
オレの友達は、拾ったネックレスをリサイクルショップに持って行ったら、５万円になったことあるからな！
　
あと、この時計や貴金属が入るようなエコバックを持ってるやつがいたら、置いてってくれ！
　
さあ、あとはこの場はオレに任せて、逃げるんだーっ！
　
オレのことは心配しなくていいから、
はやく全力疾走で逃げるんだーっ！！
　
逃げるとき、ぜったい振り返っちゃダメだぜーっ！
　
約束だぜーっ！
　
　
【つづく】★ミ