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カテゴリ:徒然日記
先日の土日に家族で富士山に挑戦してきました。奥様は二回目ですが私は初登頂。もちろん子供たちも初挑戦です。朝五時に出発し、車で登山口に向かいます。
今回の登山口は、須走口です。須走口に着くと既に駐車場の前に数キロの路上駐車。こんな所から歩くのは大変だなーと思いながらー取りあえず駐車場まで向かいます。駐車場に着いたらやっぱり満車の看板があります。やばいと思いながら近づくと係のおじさんが我が一台だけ通してくれました。ラッキー!! まずは五合目でゆっくり体を慣らしてから、いざ出発です。 今日の天気は薄曇り既に車で移動中に小雨模様で危ない状態でしたが、新六合目に向かう途中で本降りになってきました。幸い新六合目に近いところだったので新六合目の小屋で雨宿りしました。雷が直ぐ近くで鳴り響き、ものすごい迫力です。 しばらくすると雨も上がったので出発です。続く本六合目、新七合目までがなだらかなスロープなので時間も掛かります。子供連れなのでノンビリなのですが、ガイドブックの倍の時間を要するゆっくりスピードで登りましたが、本七合目当たりでかなり疲れてきて、風も冷たくなり、子供たちもばててきたので、そろそろ宿泊地を決める頃かなと言う感じになってきました。 本当は頂上まで行けると安易に思っていましたし、麓で聞いたときも予約無しでも小屋には泊まれますよとの情報から特に予約も入れず、ここまで来たのですが、いざ着いてみると、満室で予約無しの人は入れませんとのこと、頼み込んでもダメですとの回答。どうも平日なら問題無いようですが、週末は登山者が多く予約無しでは無理かもしれない状況になってきました。 仕方なく、もう一つ上の新八合目まで行くことに決めて、急いで次の小屋に連絡をしてみました。連絡したところ、やはり満室とのこと、キャンセル待ちでないと無理だとの回答、取りあえずキャンセル待ちでよいので向かいますけど良いですかと確認し、困ったような承諾の返事の元、ここで泊まれると一安心しかけ、みごとに打ち砕かれぐずりだした子供たちに、もう少しだから頑張れと、おだて、すかしながら新八合目に向かいました。 ところでさっきの連絡は携帯で行ったのですが、富士山でもFOMAとMOVAがかなり使えるのですね。他のキャリアの状況は分かりませんが、便利な物ですね。改めてビックリしてしまいました。 さて、ようやく新八合目に着くと、もう夕方です。ふと足下の雲の方を見ると雲に富士山のシルエットが見えます。さらにその回りには富士山の影を取り囲むように大きな、大きな虹が架かっていました。これには子供たちも感激してこれを見るだけでもここまで登ってきた甲斐があったような風景でした。 他太陽も沈みキャンセル待ちを当てにして待つことになったのですが、OKにならないと小屋の中にも入れない状況で、ひたすら待つのですが、さすがに暗くなってくると気温もどんどん下がってきて、子供たちの体も冷えてきてかわいそうになってきたので、もう一度小屋の人に頼み込んで、ようやく何とか空いているところを確保して貰い止めて貰えることになりました。まあ、どうにか止めて貰えることになったのですが親の計画性のなさに反省しきりですね。そらには天の川を横切る白鳥座が姿を見せだしていました。 小屋では簡単な夕食を出してくれたのですが、子供たちは疲労からか食べようとしません。水だけでも飲ませようとするのですが、上の子は吐き気がすると言って水も飲もうとしません。おまけに頭痛も訴えます。熱も無さそうだし、もしかしたら高山病? 不安を抱えながらようやく確保した布団で仮眠を採ります。 朝の一時頃になると、頂上御来光を目指す人のための案内が流れ、回りはがさがさとします。こちらは子供たちの疲労も考え、ノンビリ行くことにしましたのでもう一眠りします。 現在の日の出は、4時45分頃とのことなので支度も含め3時に起床し4時に出発することにしました。朝は小屋からお弁当を用意してくれていますので、それを貰って、そろそろ白みだした中を頂上に向かって進むことにしました。 しかし、子供たちの様子がやっぱりおかしい。上の子は、昨日から食べ物も水分も採っていないし、出発間際に吐いてしまいました。本人は是非とも登りたいとの気持ちが強く頑張ろうとするのですが、体力の消耗と頭痛で限界に近づいているのが分かります。仕方がないので荷物を奥さんが持って上げることにしました。 また下の子は、疲労から、これ以上登る気力をほぼ失ってしまったようです。もともと荷物は持たせていなかったのですが、自分の体を動かすのも限界のようです。私と奥さんは、そろそろ決断を迫られているのに気づき出しました。 なんとかごまかしながら本八合目まで来たのですが、ここまで来て、ここが限界なのが見えたので、一休みして下山することに決めました。頂上まで、あと400mです。十分その頂上は見通せますし、天気もバッチリなので非常に残念なのですが、まだチャンスはあると納得しあい記念写真を撮って還ることにしました。 ここまで来ると河口湖口からの登山者と合流するのにで、登山者の数は桁違いですね。本八合目からも頂上までびっしりと登山者が数珠つなぎに登っていく様が見渡せます。 帰り道は、砂走りという砂岩状態の道を、新七合目から一直線に六合目の先までくだって行くという豪快ですが、転びやすく、膝やくるぶしに負担をかけるルートを使い、2時間程度で一気に下っていきます。はっきり言って最初は良いのですが途中から、単調だし、足腰への負担が掛かりやすいのでうんざりしてきますね。 上の子も、高度が下がるにつれて徐々に元気を取り戻し、砂払い五合目まできてひと休みすると元気を取り戻した様子で、やはり高山病だったようです。こんなにも顕著に出るものなのですね。 下の子も登るという重労働から解放されるとともに元気を取り戻して呉れたようです。一方で私の方が、水当たりしたようで下山の途中からおなかの調子が悪くなり、結局本日木曜日まで引きづる結果となってしまいました。 最後の山道は、下の子が山のゴミ拾いをやってくれるという嬉しい行動をしてくれながら、無事下山することが出来ました。イヤー、下山の道のりの長かったこと。 やっぱり、富士山は生半可な山ではなかったなと思った次第でした。 今度は、下準備をもっとしっかりやって再挑戦しよう!! (駄文、最後まで読んでくれてどうも有り難う御座いました。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.08.05 00:15:28
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