テーマ:スイスの生活(411)
カテゴリ:スイスで仕事
仕事始まりました。
1年半ぶりなので、忘れちゃったこともたくさん。 でも自分でお金を稼ぐというのは、わたしにとってすごくいいこと。 初めてスイスで仕事をしたときに、 「わたしもスイスの社会に入れた。スイスに住んでるんだ。」 そんな、自信のような安心のような気持ちになったのを覚えてる。 その感覚がまた戻ってきた感じ。 初日が近づくと、周りの人たち(スイス人)は、 「ついに仕事始まるね~。緊張してるでしょう?」って訊いてきた。 緊張しやすい私だけど、一度働いたとこだし、さすがにナーバスにはなれない。 でもそれだけみんなが言うってことは、緊張すべきか?とかいろいろ電車の中で考えてた。 そしたら意味なく緊張してきてしまった・・・。 けどお店に着くとみんな前と変わってなくって、 「また一緒に働けてうれしいよ。」って言ってくれて。 そしたら緊張なんてやっぱりどっかに飛んでいった。 チーフも 「いろんなこと忘れちゃっただろうし、新しいこともいっぱいだけど、ゆっくり確実に覚えていけばいいから。」 って、安心するようなことを言ってくれた。 まだ5月だってこともあって、観光客もそんなに多くない。 ひとりの年配の日本人男性、プレゼントに定価120万円ほどの時計を考えてらしたんだけど、数年前にスイスで購入した際にすごく安く買えたことや、最近急増中の日本の並行輸入店の価格が安いと主張された。 たしかに2000年ごろはまだ1スイスフラン=70円くらいで、高額の商品なら何十万円も違ってくる。 でも、ここ何年かはもう90円くらいで落ち着いてしまった。 そして並行輸入のお店と値段では勝てなくても、スイスで買えば保証書にもスイス、と入る。香港からの輸入じゃない。 そしてもちろん新しいモデルはどこよりも早い、ほとんど誰にも触られたことのないまっさらなものが手に入る。 そういうことも説明したけど、予算を上回りすぎるということになった。 お店ではノルマもないし、何を売ったからといって何かがもらえるわけでもないので、無理にお勧めしたりする必要もまったくない。 売れて褒めるスタッフはいても、売れなかったことを責めるスタッフはいない。 常に納得して、満足して買ってもらえているからこそ、リピーターの方も多い。 この会社のそういう姿勢がわたしはとっても好き。 目先鼻先の利益だけ考えてるんじゃない、それにお客様に感謝はしても、媚びないプライドの高さもかっこいいと思う。 だからSHIKIと」しばらく離れてでも、この会社でやりたかった。 100%で働くと週休2日。 しかも休みは連続じゃない場合が多いから、1週間に一度うちに帰れればいいほう。 それでもがんばりたい理由がここにはあるんだよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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