テーマ:スイスの生活(411)
カテゴリ:スイス生活
今までこっちで医者に何度か行ったけど、どんな医者でもいつもSHIKIについてきてもらってた。(婦人科も・・ごめんねSHIKI・笑)
大人なのに情けないことなんだけど、体の調子が悪くて医者に行くんだから、原因や状況もはっきり知りたいし、気をつけなきゃいけないことなんかも間違って理解したくなかった。 ま、はっきりいって「心細かった」ってことなんだけど。。 それが今回、医者ひとりだちデビューすることに!←おおげさ。 最近目の調子が悪かった。 特にコンタクトを入れて一日過ごすと、夕方には目が真っ赤。 その上痛くって我慢できない。 こういうときはレンズを入れずに過ごせば一番いいんだけど、 レンズを外せばまったく何も見えない・・・0.06くらいしかない視力。 かといってわたしの今持ってる家用めがねはかなり古い。 かれこれ5年以上も前のもの。 仕事に行くのに絶対にかけたくなかった。 医者に行けば絶対「かけるな」って言われるし・・ かといってこっちで新しいめがねを買うのは高いし。 (最低でも800フランと見積もられた。) 薬局で花粉症の目薬と飲み薬を買って使ってみたり、 コンタクトを装着する時間を短めにしたりとねばってみた。 でもどうやら花粉ではないようで、ぜんっぜん回復しないので、腹をくくって医者に行くことにした。 SHIKIによると、スイスのたいていの会社では勤務時間中に医者に行く場合は有給らしい。 ・・・うちのとこは違ったらしく、チーフに「勤務表に何時から何時まで行ったか書いておいて」と言われた。 スイスの医者は緊急のときを除いては、予約しなきゃならない。 朝、会社から電話をした。 「目が痛いし、かゆいので、一度診てもらいたいのですが。」と言うと、 「いつから?」「この近くの目医者に掛かってますか?」「誕生日はいつ?」「電話番号は?」と質問攻めに。 何も電話で誕生日訊かなくってもねぇ。 当日の15時に予約がとれたので、仕事を抜けて行った。 まずは紙に住所や電話番号、保険会社名、職業を書く。 待つこと30分・・・。 まだみたいだ。 さらに30分・・・やっとお呼びがかかった。 症状を説明して、コンタクトを今装着していると言ったら、 「なに~~?」と驚きとあきれたリアクションが返ってきた。 ハイハイすみません。。 結局目薬もらって、コンタクトは1週間はつけないこと!って。 「とりあえず目薬を一日一回さして、一週間してもよくならなかったらまた来てください。」という先生の言葉に 「一日一回だけですか?!?」と驚いて答えた。 そしたら、「3回!」って・・・たびたびすんません・・。 大事なとこだけは理解したんだけど、結局専門的な言葉とスイスジャーマンまじりの説明がわからず、わたしのいつも求めるはっきりした原因なんかはよくわからなかった・汗。 診察が終わって、受付の近くに腰を下ろした。 スイスでは日本のようにその場で診察料を支払うのではなく、 後日自宅に送られてくる振込み用紙を使うと知ってた。 でも、今日は名前や住所を書いたものの、身分証明書なんかの類はまったく提示してないことを思い出して、さすがにこのまま帰れないだろうと思った。 しばらく座ってると、受付の女の人が来て、 「薬もらってないのですか?」って。 「もらいました。」 「先生が待つようにって言ったんですか?」 「いいえ。」 「じゃあ、今日はもう結構ですよ。」と笑って言われた。 待合室にいたおばちゃんやおばあちゃんたちの視線が あらあら~この子は。 って微笑んで言ってるように感じながら病院を出た。(そう願いながら?笑) わたしの病院デビューは無事に?達成したのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|