とりあえずやってみよ♪ (台所育児、絵本 etc...)

　インフルエンザの予防接種に行ってきた。
チビちゃん案の定、病院の自動ドアを入る前に拒否反応。

　「お医者さん、行かないよ～、帰るよ～。お散歩行こうよ～。」
と一生懸命訴えるチビちゃんを抱えて病院内へ。
入った途端、「いやだ～、お医者さんこわいよ～～～～～！！」
と静かな待合室にチビちゃんの大きな泣き声が反響し、
一斉に待っている１０人程の患者さんの視線がこっちに注がれた。

　急いで受付を済ませ、患者さん達に迷惑がかからないように、
病院の外の入り口付近で待つことに。

　「誰も泣いてなかったでしょ。泣いていたのチビちゃんだけ。
○田先生は全然恐くし、とってもやさしいよ。」
と説き伏せようとしたけど、嫌だ～恐い～と泣き続けるチビちゃん。

　すると勘定を済ませて、病院の外にお祖母ちゃんと一緒に出てきた
４～５歳のお兄ちゃんが、
「これあげる。」とチビちゃんにかわいいシールをくれた。
チビちゃんは涙でべちょべちょの顔をパッと輝かせて、
「わ～、ありがと～～！！ママ、シールくれたよ♪」と一遍に上機嫌に。
そして、お兄ちゃんは、
「おいしゃさん、こわくないよ。だいじょうぶだよ。ばいばい。」
と言ってお祖母ちゃんと帰って行った。
その男の子は自分の意志でしたらしく、お祖母ちゃんも我が孫の行動に
驚いている様子だった。

　感動でうるうるの私。何てステキな男の子
どうやったらあんなに思いやりのあるステキな子に育つのかしら。
名前を聞いて、お友達になっておきたかった。

　そのお兄ちゃんのお陰で機嫌を直したチビちゃんは、
病院の中に入り、いつもは私にこびり付いて抱っこのままなのに、
今日は「ママ、スリッパ履いていい？」と言って、
スリッパを履いて、椅子に座ってる私の横で大人しく立って、
順番を待っていた。

　そして名前を呼ばれて診察室に入ったチビちゃんは、
「こんにち・・・・わぁ～～～～～(>o<)！」と
挨拶しかけて、いつもの○田先生の顔を見たとたん泣き出してしまった。
そして、私の足にこびり付いて「こわい～～～～」と
泣き続けるチビちゃんをＴシャツ一枚にし、私の膝へ座らせた。

　でも○田先生が聴診器を見せると、お医者さんごっこで慣れたせいか、
泣きやんで自分でシャツめくってお腹と背中も見せた。
「次は何するの？」ってチビちゃんに聞いたら、
言われる前に「あ～～ん」と大きな口も開けていた。

　注射の準備も目の前でしてるのに全然泣かなかったけど、
腕に針を刺してからしばらくして、「痛いよ～～～～！」と泣いた。
そして○田先生が「はい、終わったよ～。」って絆創膏を貼ってくれたから、
「チビちゃん見て、大好きな絆創膏貼ってくれたよ。」と私が言ったら、
自分の腕を見てから先生に「ありがとう。」と言ってぴたっと泣きやんだ。
ホントにシール＆絆創膏の貼り物系が好きなんだ～。
そしたら○田先生が「大奮発して、もう一枚貼ってあげる。」と言って、
チビちゃんの手の甲にも貼って下さった。
「わ～、ありがとございます～」とチビちゃんが言ったので、
先生と看護婦さんが笑った。

　そして、診察室から出る時はチビちゃん上機嫌で、
「では、ありがとうございました。失礼します。」と言った私の真似をして、
「ありがとございました～、しつれいしました～、さようなら～
また、あしたね～。」とまで言って診察室のドアを出た。
最後の「また、あしたね～。」の後、ドアの向こうで「わっはっは～」と
先生達が笑ったのが聞こえた。
チビちゃんよ、ホントに明日もまた病院に行きたいのかい？？
とにかく、今回病院に入って無事予防接種を済ませる事ができたのは、
あの神様の様な素晴らしいお兄ちゃんのお陰。ありがと～～～
また会いたいな～。
１ヶ月後に２回目の接種があるけど、また病院に入るのに一苦労かな～。