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テーマ:最近観た映画。(40092)
カテゴリ:映画
トム・ハンクス主演、ロン・ハワード監督。 これ、去年凄く話題になってましたよね~。ローマではこの映画の広告を禁止したとか何とか。原作本を読んだんで、何でそこまで論争を呼んでいるかという理由は分かりました(^^; しかし、原作本はあんなに分厚いのに、一体どーやって決められた時間内に収めたのだろうと不思議に思っていたのですが・・・・・・。 やはり、無理があったようです(笑)。 原作では、それぞれの登場人物の描写が細かくされているのだけど、映画ではそれがスコンと抜けている。しかも、展開速すぎる。原作を読んだ私ですら、意味が分からないので、読んでない人はきっともっと分からなかったはず。 コトの重大性が伝わってこない。 それに原作では、もっともっとずっとハラハラするシーンがたくさんあったはずだ。ソフィーの家族のエピソードも省略されてるし、ジャンレノ扮する刑事役の重要度も何だか軽い。事件は結局解決されたのか?そんな基本的なことすらイマイチ分かりにくい。 原書では、登場人物がマグダラのマリアの謎を追って四苦八苦する姿が緻密に書かれてたので、何となく聖書に興味を持ってしまったのだけど、映画ではそんな気持ちにはとうていなれない。てゆーかそんな話題すぐ忘れそう。 それに、緻密な原書ですら、ラングドンが突然思いついたように複雑怪奇な謎を解いていくのが「?」と思ったくらいなのに、映画では更に早いスピードで、ほとんど迷ったり考え込んだりすることなく、すらすらと謎を解いて次に進んでいる。この話は謎解きが醍醐味なので、そこで既に面白さが消えている。 そして・・・原作ではカッコイイラングドンが、何故トムなのか。 これがこの映画で最大の謎だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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