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カテゴリ:映画など
『ラブストーリー』(2003年・韓国、英語タイトル『Classic』)
監督・脚本:クァク・ジェヨン(『猟奇的な彼女』) 出演(役名) ソン・イェジン(母ジヘ、娘ジュヒ)(『夏の香り』) チョ・スンウ(ジュナ) チェ・インソン(サンミン) イ・ギウ(テス) 恋に悩むジヘ(女子大生?)は、ある日家の押入で古い小さな箱を見つける。中には手紙多数と、日記帳一冊。それらは、以前から母(ジヘ)が読み返しては涙を流していたもの。手紙は父(テス)からのものだと思っていたが、実際には父の友人(ジュナ)からの手紙だった。 日記のページをめくり、手紙を読み、ジヘは母の恋の成り行きをたどる。母の青春時代のベトナム戦争、身分の意識なども織り込まれている。 テスの自殺未遂をきっかけに、二人の交際は終わる。ジュナがベトナムへ出征する日、ジヘとテスは抗議デモでばったり再会する。二人はジュナを見送りに駅へ。ジヘは、ジュナに思い出のネックレスを手渡す(これが問題!) 地獄の黙示録風のベトナムの戦場で、ジュナは命からがら脱出するが、思い出のネックレスを忘れてきたことに気づき森へ戻り、攻撃を受け失明。戦場へ行く人に落とすようなものをあげてはいけません。勉強になりました。 数年後、失明したジュナとジヘは再会を果たす。ジヘを気遣い、ジュナは失明していない風を装い、既婚者を装う。失明していることはバレるが、結婚していないことはバレなかった。うっかりだまされたジヘはテスと結婚し、ジュヒが生まれる(テスはのちに死亡)。 ある日、思い出の川原で遊ぶジヘとジュヒのもとに、(多分自殺した)ジュナの遺灰を抱いた人たちがやってくる。そして、思い出の川に散骨・・・ と、思い出の川原でデートして、過去の記憶をたどっていたジュヒと恋人サンミンは、ジュヒの母がジヘで、サンミンの父がジュヒであることに気づき、チャンチャン! 最後の方で、母ジヘの結婚写真で父がテスとわかるまで、ジュヒの父親はジュナかと思わせぶりにストーリーは進む。そして、わざとらしくジュヒの恋人サンミンが、ジュナの忘れ形見であることがわかり、思い出のネックレスまで登場。とほほ。なんとわかりやすい結末。さらに、伏線としてジュナがジヘに送った手紙と同じ文章をサンミンがジュナに送るシーンがあったり・・・。わざとらしかー!!!(怒) 香港映画『ガラスの城(瑠璃城)』に似た印象もあり。韓国純愛ドラマ好きにはおすすめの一品。 清純派好きには、ソン・イェジンはおすすめ。ソン・ヘギョなんかよりちょっと地味だが押しつけがましさがない。チェ・ジウの様ないやみっぽさ(?)もない。『夏の香り』もDVDを借りて見よう。 チョ・スンウは、「韓国の五木」ハン・ソッキュを彷彿とさせる、韓国好青年キャラ。今後に期待。クァク・ジェヨン監督は、『猟奇的な彼女』に続き、良さそうな青年が好きなんだな。 ほんの30年前まで、戦争をしていた(出兵していた)隣の国韓国。今も徴兵制が残る。日本も60年前までは、ばんばん戦争をしていた。日本は平和ぼけなのか、平和憲法に守られているのか。憲法記念日を前に、考えさせられる一作。 (評価:★★★☆☆ 星3個 安い感動に涙) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 4, 2005 05:59:23 PM
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