××ずに死ねるか

昨日の一件について、郵便局から電話が来た。向こうからかけてくるあたりは丁寧な対応である。
すると、2005年2月23日（？）に、カードの紛失届が出ていることが判明。カードを2枚とも紛失したことになっているらしい。自分では、いつも通帳でお金を出し入れ（ゆうちょの便利なところ）していたため、カードが使えないことに気づいていなかった。
当然、自分や家族が紛失の手続きをした覚えはない。だれがやったんだ？

手続きの方法を確認すると、住所氏名がわかれば、それ以上の本人確認なしにカードの使用を不可能にできるらしい。口座番号なども不要という恐ろしい話。その住所に住むその人の持つ郵便貯金口座のカード等をすべて使用不能にできるらしい。
こりゃすごい。

つまり、今回の一件が悪意のある人の行為だったとすると、必要なのは「私の名前」「私の住所」の二つだけである。こんなの何かの名簿を見れば、簡単に入手できる情報である。
しかも、今回止められたカードは、口座の前住所（4年半前まで居住）から住所変更をしていなかった唯一の口座のものであった。変更していない口座が複数あった場合や、現住所でやられた場合、他の口座も止められていた可能性がある。

さて、この使用停止の状況を解除するためには、止められた（止めた）口座の名義人本人が、

1. わざわざ通帳の登録印（たまたま持っていたのだが通帳も？）と身分証明書を持参し
2. わざわざ郵便局まで出向き
3. わざわざ身分証明書を提示の上、わざわざ書類を一枚書かされ

るだけで、簡単に解除できます。いやー、簡単でした。ほんとに。
本当にささいなことですが、カードがATMに預かられてしまった場合は、そのATMの世話をしている郵便局に行く必要があります。

紛失時の緊急の対応として、簡単な連絡でカードを利用停止できるのは、システムとしてはやむを得ないかもしれない。しかし、本人確認すらちゃんとしていないのだから、「○月○日の届出により、あなたの××番の口座は利用停止になっています」とでも、郵便で連絡して欲しいところだ。
今回は、緊急に必要なお金をおろす場面ではなかったので助かったが、モシ緊急だったらどうなっていただろう。損害賠償モノではないのか？

ってことは、大嫌いなあの人の氏名・住所と利用している金融機関（少なくともゆうちょ）がわかれば、すべてのキャッシュカードの利用を停止させることができるのか？すごーい。

同じ会などに所属するお友達に恨みを持つ皆さん。これは使えますよ。でも、決して実行してはいけません。

頼むぞ郵政公社。素早い対応をお願いします。完全民営化よりもこっちが先ですよ。