××ずに死ねるか

映画『Last Present』（2001年・韓国、配給：パンドラ、邦題『ラスト・プレゼント』）

監督： オ・ギファン（呉基桓）
製作： キム・ミヒ、キム・サンジン
脚本： パク・チョンウ
撮影： イ・ソッキョン
音楽： チョ・ソンウ
字幕： 松岡葉子
翻訳協力： 権賢珠　

出演（役名）
Lee Young-Ae　イ・ヨンエ 李英愛（ジョンヨン、ヨンギの妻）
Lee Jeong-Jae　イ・ジョンジェ 李政宰（ヨンギ、売れないコメディアン）
Kyon Hae-hyo　クォン・ヘヒョ（詐欺師ハクス）・・・キム次長です
Lee Moo-hyun　イ・ムヒョン（詐欺師ハッチョル）

Kim Tea-Hee キム・テヒ （子役、高校時代のジョンヨン）・・・なんとソウル大学出身の才媛

ヨンギは売れないコメディアン。子供服店の経営で家族の生活を支える妻ジョンヨンとは喧嘩ばかり。ヨンギはやがて偶然、ジョンヨンが余命幾ばくもない事を知る。詐欺師らにジョンヨンの初恋の人を探させながら、ヨンギはテレビの「お笑い王」決勝へで勝ち進む。決勝戦の日、詐欺師らからジョンヨンの初恋の相手とは、ヨンギだと言うことがヨンギに知らされる。その決勝戦の会場で、ヨンギの姿を見ながらジョンヨンは息を引き取る。彼女の居ない部屋で、ヨンギは幼い頃の自分の写真と彼女の手紙を見る。

初恋の彼を捜すことが「ラスト・プレゼント」なのかと思ったら、一人の部屋でヨンギが包みを開けていてそれが「プレゼント」かと思ったら、ジョンヨンノ死により、コメディアンとしては「本当の悲しみ」を知ることも大切というのがラストプレゼントだった。
ジョンヨンが、母の墓前に「彼の両親に、奥さんとして認めてもらった・・・」のシーンは泣けた。
友人との食事中倒れたジョンヨンが、心停止しカウンターショックをバンバン当てられていても、すぐ退院してしまうのには参った。
高校時代のジョンヨンが、キム・テヒ（ドラマ『天国の階段』の敵役「ユリ」）。少女時代は、チョ・ジョンウン（子役チャングム）かと思ったら、歯並びが違いますね？

休日に泣ける一作。だれかが「催涙映画」と言っていた。
イ・ヨンエ、幸薄い感じがサイコーです。クムジャさん、も見なくては。



（評価：☆☆☆☆★　泣けた。おすすめです。）