××ずに死ねるか

帰りのフライトが8:30発のため、朝4:30起床。
テレビをつけると、台風警報はレベル1。しかし、外を見ると、雨が横に降っている。すげー。3日前のレベル1とは大違いだ。
中国銀行の三角ビルもほぼ真っ暗。台風警報でみんな帰宅しているのか。

5時になったらNorthwestの香港支店に電話することにして、とりあえずシャワーをあび、最後のパッキングを行う。

5時に電話すると、なんと留守電！空港に聞こうと、自分で空港の電話番号を調べている間にコンシェルジュに頼んだ方が早そうなので、とっとと1階まで降りる。ホテル1階の大きなガラスには飛散防止のため×印にテープが貼ってある。試しに外に出てみると、やはり雨が横向きに降っている。亜熱帯の台風を舐めちゃ行けない。
親切そうなお兄さんが、（多分）空港に電話してくれて、8:30→10:30の予定だがさらに遅れると思われると教えてくれた。これは、昨日の夜着の往路の便がまだ香港に着いていないということかとその時悟ったが、よく考えたら、昨日のうちに空港か航空会社に電話してみれば早起きしなくても良かったということか。後悔先に立たず。まあ、台風だから通り過ぎれば飛行機は来るだろう。

がっかりしていても仕方ないので、朝ご飯をたべるチャンスと思い直し、そのまま6時過ぎにホテルを出る。そのころには風もかなり収まっていた。
タクシーで香港駅に着くと、「（多分）もうエアポート・エクスプレスのチケットを買ったのか？空港までタクシーで行かないか？」とおっちゃんが声をかけてくるが、当然「オーハイ ヤップンヤン。ムーチーゴンドンワ」と教わった通りにぶつけてすり抜ける。
香港駅でチェックインして12:00ドアクローズで12:30出発予定ということがわかる。ゲートは空港で聞けといわれる。2時間は遊べる。荷物を預け、中環の街に出る。

おかゆを食べようと思ったら、7時開店のはずの羅富記で「メイ」と追い払われたので、蓮香楼で飲茶。お粥とエビ餃子とハムスイコーと腸粉を食べる。さらに、隣り合わせたおっちゃん「関さん」たちとよた話。関さんは、日本語を操る。なぜかカラオケの発明者の話などで盛り上がる。おっちゃんたちは、本当にお茶しか飲まない。お茶のみはHK$7.0である。要するに朝のサロンなんだな、ここは。とりあえず、遅れた分は堪能した。

その後、エクスプレスでびゅびゅっと空港へ。あっけなく早い。でも高いぞ。
空港は、昨夜からの遅延、欠航のためかなりの混雑。新聞では何千人かが空港に泊まったらしい。
カウンターでさらに一箱荷物を預け、ゲートを聞く「21」らしい。買い損ねていたお土産のお菓子を買い込み、出国審査へ。
ターミナルは荷物を載せるカートがなかなか見つからないほどの盛況ぶり。免税店で時計を流し見て、ゲートに向かう。
21番ゲートにつくと、なぜかCatheyB747が停まっている。電話して訊こうと思ったら、さっき「21」と教えてくれたNorthwestのおねえさんがたまたま搭乗。おねえさんも「21」と思っていたらしくびっくりしている。そこはさすがプロ、自社の飛行機を目で探し、「Northwest!」と指さして教えてくれる。あれって29番ゲートでは？400mくらいむこうだよ。あらら。

最後に、肉まんを食べる。隣のゲートのANAは、さらに遅れているらしく、日本人家族がつかれて座り込んでいた。とっとと機内へ。
後方の窓側2人掛けの席だったため、ややゆったりと過ごした。空には積乱雲が何本も立ち上がっており、すっかり夏の空だった。

成田で1箱荷物を宅急便でおくる。ゆうパックがお得なはずだが、もう郵便局は閉店済み。送料は1480円。宅急便にしては高い。空港料金だ。というか、スーツケースの様な物を送る料金体系しかないらしい。
スターバックスで千葉県タンブラー（ちょっと小さいヤツ）を買い、電車で帰る。

個人手配の旅行の時に限って、飛行機が遅れたりする。まさに、マーフィーの法則。
でも、パックツアーにしていたら、ホテルに迎えに来られてしまい、最後の飲茶はできなかったな。

良い勉強になりました。

追記（2006/08/07）
なんでも、成田の第一ターミナルの4Fに20:30までやっている郵便局があったみたい（涙）